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ふわふわもふもふのうさぎさん、わが家には2代目のうさぎがいます。
 
 
うさぎは日本では昔から幸運のつかいとされていて、神社のシンボルになっているところもあります。例えば、京都の岡崎神社や宇治の宇治上神社、お守りや御朱印帳がうさぎで可愛いです。
 
 
いろいろなご利益があるとされている、うさぎの縁起についてお伝えします。

 
 

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うさぎのさまざまな「ご利益」

 

 
うさぎはその特徴から、いろいろな「ご利益」があるとされてきました。
 

●全体運⇒月(ツキ)を運んでくれるから(うさぎは月のつかい)
●知識運⇒耳が長い、つまり情報が早く耳に入る
●飛躍運⇒ぴょんぴょん飛び跳ねるから
●結婚運・家庭運⇒縁をつなぐ動物だから
●子宝運⇒うさぎは多産の象徴

 
 
うさぎのご利益は、外見の特徴や性質、習性などから連想されるものがほとんどですね。
 
 
勝負運や金運でないところが、のんびりしたうさぎらしくていいなと思います。

 
 

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◆うさぎはツキを呼ぶ

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日本では「月のおつかい」と思われているので、「月=ツキ」を呼ぶともいわれます。
 
 
お月見の時期になると、月でお餅つきをするうさぎのイラストをよく見かけますね。
 
 
この餅つきうさぎの由来は古代中国の説話にあります。「月のうさぎが杵と臼でぺったんぺったんと不老不死の薬をついて作っている」という言い伝えがあるのです。
 
 
日本ではなぜか「不老不死の薬」が「お餅」に変わったようです。
 
 
その理由はわかりませんが、餅つきと満月の「望月(もちづき)」をかけたのではないかという説があります。

 
 

◆長い耳でいち早く情報をキャッチできる


 
うさぎは長い耳を持つのが特徴のひとつです。その長い耳を見ると、たくさんの音をいち早く聞きつけられる印象があります。
 
 
情報化が進んだ現代では、よりよい情報を早く集めることが成功につながると考えられます。
 
 
特に商売をしている人にとっては、情報は武器です。よい情報をいち早く手に入れられるように、うさぎの長い耳に願掛けし縁起物とする人が増えました。

 
 

◆ぴょんぴょん跳ねるから飛躍運がつく


 
うさぎは軽やかにぴょんぴょんとび跳ねるところから、飛躍運がつくといわれます。
 
 
跳躍するということは成長するということ、成績の向上や仕事での出世、事業拡大などのご利益があります。
 
 
また、後ずさりができない、つまり前進しかしないので、常に前向きでいられるともいいます。「勝ち虫」のトンボと同じ理由ですね。(うさぎは本当は後ずさりできます)

 
 

◆因幡の白兎伝説から「結婚運」あり!

 

 
「古事記」に書かれている「因幡の白うさぎ」のお話をご存知でしょうか。
 
 
そのお話については、こちらの記事にあるのですが↓
「因幡の白兎」のあらすじを紹介~白うさぎを助けたのは○○!
 
 
後に、出雲大社の主となる大国主命(おおくにぬしのみこと)が、まだ若い頃、皮をはがされて泣いているうさぎを助け、お薬をぬって治療してあげました。
 
そのうさぎが、そのとき大国主に「八上姫(やかみひめ)は他のどの兄弟でもなくあなたを結婚相手に選ぶでしょう。」と予言して去っていきました。そして、うさぎの予言通り、大国主はその姫とめでたく結婚しました。
 
 
昔の神話の中で、うさぎは「縁結び」の役で登場していたのです。
 
 
ちなみに、その白うさぎが、背中の傷を治してもらった出雲には、今も「白兎神社」があります。古事記の神話にちなんで、今もやけどや皮膚病に効く神社として、信仰されています。
 
境内への道沿いには、「因幡の白うさぎ」が傷口を洗って治療したといわれる「御身洗(みたらし)池」があります。

 
 

◆安産多産の象徴「子宝」のご利益あり

 

 
うさぎは、安産多産で知られます。草食動物なので種の保存のためにも一度に複数、年に何度も出産します。
 
うさぎには発情期がなく、いつでも交尾可能(発情期)で、メスには定期的な排卵(生理)はなく交尾によって排卵が誘発されるしくみになっています。
 
だから、ほぼ100%妊娠するのです。
 
しかも、「重複子宮」なので、妊娠中でも次の妊娠ができます。妊娠中にもう1個子宮ができて臨月の赤ちゃんたちがお腹の中にいるときにもう1回分新たに受胎できるのです。
 
 
そして、妊娠期間は、たったの30日、約1カ月で生まれます。
 
 
こういうところから、不妊とは無縁、つまり「子宝祈願」の方のご利益があるといわれるのです。

 

うさぎを祀る神社は全国各地に

 

 
うさぎの逸話の残る神社は、全国各地にあります。それらは「うさぎ神社」と呼ばれて「兎年」になる度、ご利益にあやかろうとブームになります。
 
 
うさぎ神社には、うさぎが御祭神の神社とうさぎが神の使いとして関わった逸話の残る神社があります。
 
 
関西地方では、大阪の住吉大社や京都の岡崎神社、宇治の宇治上神社・宇治神社などが有名です。
 
 
私は宇治散策が好きなので年に何度も行くのですが、宇治上神社には、うさぎが道に迷った神様を道案内した逸話が残っています。
 
 
ぴょんぴょん跳びながら先導して、ときどき振り返る姿がかわいらしかったというところから「見返りうさぎ」と呼ばれます。
 
 
安産祈願・子宝祈願でよくお参りされるのは、「岡崎神社」です。
 
こちらもかわいいうさぎのお守りがあります。

 
 

 
 
宇治神社御朱印帳、とくに御朱印を集めているわけではないのですが、西陣織できれいだったので頂いてしまいました。
 
うしろを振り返る「見返りうさぎ」がかわいいです。

 
 
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