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昔から「猫が顔を洗うと雨が降る」といわれます。
 
猫が顔を洗う姿は、本当にかわいいですね。
 
猫と日本人の関係は、とても古いです、
猫は、奈良時代にお経をネズミから守るため、仏教と共に中国からやってきたという説話があります。
 
平安時代には、宮中で昇殿が許されるため、官位(正五位)をもらった猫もいるほど、昔から人間の身近にいた動物です。しかし、その一方で、猫は野性の本能を強く残し、犬ほどの従順さは見られず、いつでも勝手気ままに行動します。
 
不思議な魅力のある猫にまつわる迷信は、日本各地にたくさん残っています。
「招き猫」のように縁起のよい猫もいれば「化け猫」とよばれる猫もいます。
今回は、その中でもよく知られている「猫が顔を洗うと雨が降る」について、お話しします。
 
福をまねく「招き猫」の秘密のは、こちらに。↓


 

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猫が顔を洗う理由

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猫が顔を洗うとき、口周りを拭いているようにも見えます。
 
普段から、ご飯を食べた後、人間が口周りをきれいに拭うのと同じ理由で、ヒゲの手入れをしています。「顔を洗う」ように見えているのは、「ヒゲの手入れ」をしているときが多いようです。
 
そして、昔から猫がこのヒゲの手入れを頻繁にするとき、雨が降るといわれています。

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湿気説

猫が顔を洗うのを雨と結びつける科学的根拠は、実はほとんどありません。
なぜなら、猫を飼ったことがある人ならわかると思いますが、猫はかなり頻繁に顔を洗うからです。
 
もっとも有力な説をなんとかあげると、「湿気説」というのがあります。
 
猫のヒゲは、他の多くの動物と同じく重要な感覚器官の一つです。
周りの情報をつかむレーダーの役割を担っているのですね。
 
ヒゲ(ヒゲの毛根)には敏感な神経が通っているので、湿気を含んで普段よりヒゲが重くなって下向きになると、調子が悪く感じるのではないかといわれます。(実際のところは、猫に聞かなければわかりませんが。)
 
湿気が強いということは、雨が降る確率が高いということです。
それで、昔の人は、猫が顔を洗うしぐさをすると雨が降るかもしれないと予想したのでしょう。
昔の天気予報のようなものですね。
当たる確率は、低かったでしょうけれど。
 
なぜなら、猫が顔を洗う理由は、他にも考えられるからです。

不安やストレスを感じたとき

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猫はストレスを感じているとき、その不安を解消するために顔を洗うことがあります。リラックスするためにとるこのような行動を「転位行動」といいます。
 
また、きれい好きな個体、神経質な個体は、自分の体の匂いを消すために、体をなめる行動が多いともいわれます。つまり、個体によって差があるということです。

寄生虫の予防

猫は、ネコノミなど寄生虫の繁殖を抑えるために、顔を洗っているのだという考え方もあります。
 
寄生虫は湿度が高いほど繁殖率が高く、成虫の寿命が延びます。もしも、猫がそれをわかってやっているなら、湿度説につながる可能性もありますね。

結論

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★「猫が顔を洗うと雨が降る」は、かなり信憑性が低い言い伝えだった。
★昔から、猫が日本人の身近な動物(ペット)だったことが分かる。

 
でも、もしかしたら、人間がまだ気づいていない根拠があるかもしれません。
猫は、謎の多い生き物ですから。

 
 

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