この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。
お正月の子供の楽しみは、なんといってもお年玉をもらえることですね。
でも、贈る側になってみると、いろいろな悩みが出てきます。兄弟の場合、同じ金額がよいのかとか、お互い子供がいる親類の場合、子供の数が違うので金額に迷ったりとか、気を遣うことが多々あります。
親戚の場合は、親同士であらかじめ話し合って決めておくとよいですね。
ここでは、一般的なお年玉の相場についてお話しします。
年齢別 お年玉の相場
赤ちゃん~未就学児の場合
相場は「500円」または「1000円」です。
小さい子供には、現金よりもお菓子や小さいおもちゃをあげる人もいます。
でも、現物でもちょっと良い物なら500円以上はするので、ポチ袋に入れてきちんと「お年玉」という形にするほうがいいと私は思いますよ。
小さい金額でも、お年玉というお金をもらうというのは、特別な感じがしてうれしいと思います。
小学生の場合
小学生は1年生と6年生とでは、かなり年齢差があります。
ですから、1~2年生、3~4年生、5~6年生と3つに分けて1,000円ずつアップする、または、低学年が2,000円、高学年が3,000円と分ける場合が多いようです。
一方、小学生になると500円というのは圧倒的に少なくなります。
また、6年生は3,000円が相場です。
4,000円は、できるだけ避けてくださいね。
昔から「4」は不吉な数と考えられています。
なので、気にする方もいると思うのです。
中学生
中学生のお年玉は「5,000円」が相場となります。
高校生以上
高校生になると「5,000円」~「10,000円」。
「5,000円」か「10,000円」に分かれます。
お年玉をいつまであげるかというのは、家庭により考え方が違います。
高校卒業までとする人、成人(20歳まで)とする人、大学卒業までと考える人に分かれるでしょう。
就職する年齢によっても、変わるでしょうね。
特に絶対いつまでという決まりはないですよ。
ポチ袋にいれるわけ
お年玉はポチ袋に入れて手渡します。
ポチ袋の表に相手の名前を、裏に自分の名前を書きます。
ポチ袋の「ポチ」という言葉は、関西地方の方言です。
これ、もともとは芸妓さんや舞妓さんに与える「祝儀袋」のことだったそうなんですよ。
「ほんのわずかな」という意味の「これっぽっち」という語が、語源といわれます。
お年玉を渡すマナー
お年玉に使うお金はできれば「新札」を用意します。
お札の折り方は三つ折りにします。
開いたときに表が見えるように、表を向けておいて左側から折ります。
折り目はビシッとつけないようにしましょう。
折った右側を上(正面)にしたままポチ袋に入れます。
2,000円以上の複数のお札の場合は、重ねて一緒に折ります。
子供に手渡すときは、必ず親がいるときに渡しましょうね。
渡す時期は、元旦から「松の内」(関東1月7日関西1月15日)までを目安にします。
【関連記事】
↓