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和歌山県の桜の名所についてお伝えします。
 
 
和歌山は山が多く、自然に囲まれた神社仏閣のお花見スポットが素敵です。
 
 
なかでも、紀三井寺や根来寺は、「桜の名所100選」に選ばれていますよ。
 
 
和歌山城は和歌山市内にあるので、南大阪からアクセスしやすいです。広い敷地でゆったりお城の観光もできるので、お子様連れにおすすめです。
 
 
(注)新型コロナウイルスの感染防止のため、今年はライトアップを自粛している所もあるようです。各自ご確認をお願いします。

 
 

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1.和歌山城

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和歌山城は、天正13年(1585年)に豊臣秀吉が弟の秀長に命じて、藤堂高虎に築城させたのが始まりです。
 
 
藤堂高虎が秀長に重用されていた頃のことでしょう。
 
 
高虎は、ダーティーな世渡り上手というイメージがありますが、私は結構好きな武将です。豊臣家に仕えるまで、彼はかなり主君に恵まれませんでした。運の悪い気の毒な人だと思います。
 
 
和歌山城は、江戸時代には、徳川御三家の1つ紀伊徳川家の居城になりました。
 
 
8代将軍・徳川吉宗の故郷ですね。吉宗は、将軍職に就く前、紀州藩第5代藩主としてこの地を治めていたのです。
 
和歌山城は、3月下旬から4月上旬には桜が咲き乱れ、4月下旬にはツツジも美しく咲く「花の名所」として知られていますよ。
 
 
例年「さくらまつり」が開催され、ライトアップされるので夜桜も楽しめます。(2021年は未定)
 

 

【本数】約600本
【例年の見ごろ】3月下旬~4月上旬
【桜の種類】ソメイヨシノ、ボタンザクラ、シダレザクラ
【住所】和歌山県和歌山市一番丁3
【問い合わせ】073-435-1044(和歌山城整備企画課)
【料金】無料(和歌山城天守閣は大人410円、小人200円)
【時間】和歌山城は9時~17時30分、入場は閉場30分前まで
【休み】無休(和歌山城は12月29~31日休み)
【電車】JR和歌山駅→和歌浦口行きまたは新和歌浦行きバス7分、公園前下車徒歩すぐ
【車】阪和道和歌山ICから県道145号経由5.3km15分
【駐車場】58台・最初の1時間まで200円、2時間まで350円、以降1時間毎200円

2.根来寺(ねごろじ)

denpoudou03http://www.negoroji.org/gyarari-.html
 
根来寺は、和歌山県北部、葛城連峰南麓にあります。
 
 
新義真言宗の総本山で、1132年に宗祖・覚鑁(かくばん)が高野山に創建し、その後、この地に移りました。
 
 
春になると、境内にはヤマザクラ、ソメイヨシノ、ネゴロザクラ、シダレザクラ、ボタンザクラなど約7000本の桜樹が咲き誇ります。
 
 
例年「さくらまつり」が開催され、ライトアップされるので夜桜も楽しめますよ。
2020年は、4月上旬に予定されています。
(※ 桜の開花に合わせます。)
ライトアップは18時~21時です。

 

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【本数】約7000本
【例年の見ごろ】3月下旬~4月上旬
【桜の種類】シダレザクラ、ソメイヨシノ、ネゴロザクラ、ボタンザクラ、ヤマザクラほか
【住所】和歌山県岩出市根来2286
【問い合わせ】0736-62-1144(根來寺)
【料金】大人(中学生以上)500円
【時間】9時~16時30分(11~3月は~16時)、年中無休
【電車】JR紀伊駅→バス15分、根来下車、徒歩20分。
またはJR和泉砂川駅→バス16分、バス停:根來寺下車、徒歩すぐ。
【車】阪和道泉南ICから県道63号経由10km15分
【駐車場】約80台・無料(桜シーズン中は電車バス等を利用)
URL:「根来寺」公式ホームページ

3.紀三井寺(きみいでら)

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紀三井寺は名草山(なぐさやま)の中腹にあり、770年に開基された西国三十三カ所2番札所として名高いお寺です。
 
 
寺名の由来ともなった境内にある「清浄水」「楊柳水」「吉祥水」の3つの井戸は、「名水100選」に指定されています。
 
 
本数は500本と少ないですが、関西一の早咲きを誇る桜は、江戸時代以前からの歴史ある桜の名所となっています。
 
 
「見あぐれば 桜しもうて 紀三井寺」
という芭蕉の句碑があります。
 
 
松尾芭蕉の代表作は、こちらです♪↓


 
 
例年「桜まつり」が開催されて、ライトアップもされるので、夜桜も楽しめますね。(2021は未確認)
 

 

【本数】約500本
【例年の見ごろ】3月下旬~4月上旬
【桜の種類】ソメイヨシノ、ヤマザクラほか
【住所】和歌山県和歌山市紀三井寺
【問い合わせ】073-444-1002(紀三井寺)
【料金】大人200円、小人・シニア(70歳以上)100円
【時間】8~17時、年中無休
【電車】JR紀三井寺駅→徒歩15分
【車】阪和道和歌山ICから国道24号、県道145号(宮街道)・135号(国体道路)経由30分
【駐車場】30台・300円

4.熊野那智大社

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熊野那智大社は、田辺市の熊野本宮大社、新宮市の熊野速玉大社とともに「熊野三山」の一社です。
 
 
全国約4,000社ある熊野神社のご本社でもありますよ。
 
 
ご祭神は「熊野夫須美大神」で、そのご神徳により「結宮(むすびのみや)」と称されます。
 
 
人の縁・願いの縁など様々なものを結ぶ宮として崇められました。
 
 
「八咫烏(やたがらす)」を熊野の神様のお使いとしていることでも、よく知られます。
 
 
八咫烏は、伝説の3本足の烏です。
 
 
より良い方向へ導く導きの神とされていて、熊野那智大社の境内にある御縣彦社(みあがたひこしゃ)で祀られているんですよ。
 
 
本社は、天正9年(1581年)に、織田信長に焼き討ちにあいますが、その後、豊臣秀頼によって再建されました。
 
 
境内には、春になるとヤマザクラの名木・秀衡桜があり、シダレザクラ、ヤエザクラなどが彩りを添えます。
 
 
桜の時期には、例年「桜花祭」が催されます。開催日は、4月14日です。(2021年は要確認)
 
 
熊野の「桜花祭り」は、桜に自然の恵みへの感謝をたくして、五穀の豊穣を祈る祭典なのです。
 
 
飛瀧神社(那智の滝)で「浦安の舞」という巫女による神楽が行われます。

 
 

【本数】約50本
【例年の見ごろ】4月上旬~中旬(シダレザクラ3月下旬~4月上旬、秀衡桜4月中旬~下旬)
【桜の種類】シダレザクラ、ヤエザクラ、ヤマザクラ
【住所】和歌山県那智勝浦町大字那智山
【問い合わせ】0735-55-0321(熊野那智大社)
【料金】無料
【時間】5時30分~16時30分(宝物殿は8時30分~16時)、年中無休
【電車】JR紀伊勝浦駅→熊野交通バス那智駅経由那智山行き30分、那智山下車徒歩15分
【車】紀勢道尾鷲北ICから国道42号経由70km1時間40分。
または阪和道南紀田辺ICから国道42号経由114km2時間20分
【駐車場】約30台・800円

 

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