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花物盆栽でもっとも人気が高いといわれる「長寿梅」。
「長寿梅」は、「長寿」と「梅」という縁起の良い名前で、四季咲きでかわいい朱色の花をたくさんつけるので贈り物によく選ばれます。
「梅」という名がついていますが、実は、梅はありません。紛らわしいですね。(*´Д`)
長寿梅は、バラ科ボケ属に所属する「ボケ」の仲間なのですよ。
四季咲きで、特に、春と秋にたくさん花を咲かせます。夏や冬も、ちらほらと花が咲くので、他の多くの花物盆栽と違って、年中花を待つことができるのです。これは、うれしいですね♪
また、年に数回、葉が黄色くなり落葉しますが、すぐに新芽が出てきます。元気のいい盆栽でかわいいです。
今回は、梅盆栽についてお話します。
「梅」の盆栽はこちらです。(*^^)↓
目次
ボケの花
ボケは、平安時代に中国から入ってきたと伝わります。春咲きが一般的で、昔は「薬用」として使われていたんですよ。
でも、ボケの1種「草ボケ」は、日本原産でなのです。長寿梅は、その草ボケに所属する四季咲きの落葉樹です。
ボケという名前は、「木瓜」という漢字で表されます。
果実が「瓜」に似ているところから「木瓜(もけ)」と呼ばれるようになり、それが転じて「ボケ」になったという説がありますよ。
織田信長の家紋は、このボケの花の紋・「木瓜紋」です。なかなかかわいらしい家紋です。
「木瓜」の花言葉の1つに「指導者」「先駆者」というのがあるのですが、これが信長のイメージに由来するものと言われますが、後付けかもしれません。
長寿梅盆栽
長寿梅は、花つきがとてもよく強いので、初心者でも育てやすいです。暑さ・寒さにも比較的強いです。
でも、乾燥にだけは弱いので、注意しましょう。
盆栽の基本のお手入れの仕方は、こちらをご参考に♪
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(1)水やり
水やりは、基本的に用土の表面が乾いたらでOKです。
長寿梅は水を好み、水切れに弱い種です。ですから、用土の表面が乾いたら水をたっぷりとあげましょう。
春・秋は1日1~2回、夏は1日2~3回、冬は2日に1回にします。
(お住まいの地方や日当たりなどによって異なります。)
(2)肥料
1年に2回、春と秋に肥料を与えます。油かすなどの固形肥料を多めに与えましょう。
肥料が少ないと葉が黄変して落葉することが多いです。
(3)置き場所
盆栽は、基本的に屋外の日当たり・風通しのよい屋外に置きます。
長寿梅は日当たりを好みます。半日陰や日陰でも環境に合わせて育つ強さを持っていますが、花付きは悪くなります。
夏は、直射日光に当たらないように、すだれやよしずで影を作ります。冬は、強風や霜の害がないように、暖かい場所に置きましょう。
室内に続けておくのは、冬は1週間、冬以外は2~3日を限度にします。室内は乾燥しやすいので、冷暖房の風が直接当たらない場所に置きます。
(4)剪定
長寿梅の花芽は、長く伸びた枝ではなく、短い新枝の付け根付近につきます。6~7月と秋に、3~4cm新枝が伸びたところで先端を切ります。
夏は花芽が分化する季節なので、剪定を控えます。そうして、全体的に不等辺三角形の形を作るのが基本の剪定です。
(5)花がら摘み
花が咲き終わったら、花がらはこまめに摘みましょう。
そうすることで、次の花芽が出やすくなりますよ。
長寿梅ミニ盆栽
樹高約15cm、鉢径約12cmの「ミニ盆栽」です。↓
長寿梅は花つきがよいので、初めての鉢におすすめです。小振りでかわいらしいですね。(*’▽’)
瀬戸焼の鉢にコケをはっていて、色彩も美しいです。こちらのお店は、簡単な育て方説明書も付いています。
↓
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紅白長寿梅盆栽
長寿梅は、赤色が多いですが、白い花を咲かせる木もあります。こちらは、長寿梅を紅白揃えた寄せ植えです。
おめでたいので、お正月花にも最適です。
11~3-月は落葉した状態、3~4月に開花、5~10月は葉姿です。
⇒★小品盆栽:紅白長寿梅寄せ(信楽焼小鉢)*
松竹梅・寄せ植え盆栽
五葉松・長寿梅・南天・玉竜の寄せ植え盆栽です。
五葉松は、松の中でも育てやすく人気の種です。
「五葉」が「御用を待つ」という意味につうじ、縁起が良いといわれます。「南天」は「難を転じる」という意味につうじ、「魔除け」の木として知られます。
お正月の贈り物にぴったりの豪華さですね。
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おわりに
長寿梅は、名前は思いっきり「梅」ですが、「ボケ」の1種なのでした。(*^^)v
でも、おめでたい花には違いないですし、四季咲きということもあり、非常に人気があるのもよくわかります。
その他にも盆栽の記事がありますので、合わせてどうぞ♪(*’▽’)
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