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お正月やたまに実家や親戚の家に訪問するとき、縁起物の菓子折りを手土産にすると、喜ばれます。
 
また、節句のお菓子は、家庭でもそのときどきに用意すると、季節感を感じることもできますね。
今回は、縁起のよい和菓子を紹介します。

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紅白饅頭



 
おめでたい和菓子といえば、まずこの紅白饅頭が思い浮かびます。
入学・卒業式の記念品として、また結婚式の引き出物などに、よく使われます。
 
昔から日本ではおめでたいときに、「紅白」のものを取り入れます。
その云われはいくつかありますが、「赤」は赤ちゃん、つまり「誕生」につうじ、「白」は白装束から「死・別れ」を意味することから、紅白合わせて人生そのものを表しているという説が有力です。
 
また、古来から日本では、赤い豆「小豆」は魔除け・厄除けの縁起物として、お祝いの席で食されてきました。
 
また、うさぎも縁起物として有名です。
うさぎは、ぴょんぴょん飛び跳ね、しかも足が早いです。
その動きからトントン拍子に物事が運ぶとされ、成功の象徴とされてきました。
「跳躍」をもたらす縁起物です。

花びら餅


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花びら餅は、新春の京菓子です。
新年ならではの、おめでたいお菓子です。
 
昔から宮中で用意されるのが、「菱葩(ひしはなびら)」とよばれます。これは、お餅に小豆色の菱餅を重ね、甘く煮たゴボウと白味噌をはさんで二つに折ったお正月の行事食です。
 
花びら餅は、もともと平安期の宮中の「お歯固めの儀」という風習に由来します。
始めは白い丸餅に紅色の菱餅を置き、そこに色々の食べ物をのせて食べていたものが、徐々に簡略化されて、白餅と紅餅を重ねたもので食べ物を包んだ宮中雑煮とよばれるものを食べるようになったのです。
 
今では茶道の「初釜」で、よく用いられます。
 
「初釜」は茶道の新年会のようなものです。↓


 

桜餅

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桜餅は、桜にちなんだ和菓子です。
桜とは「桜の葉」のことで、餅を桜の葉で包んだもので、塩漬けの桜の葉の香りが豊かです。
 
関東風(長命寺)と関西風(道明寺)の2種類の「桜餅」があります。
 
上の2つの画像の「桜餅」は、左が関西風、右が関東風です。
その違いはこちらの記事にあります(*’▽’)↓


 

また、3月3日の「上巳の節句(桃の節句)」のひな菓子の一つでもあります。
春の季語でもあり、春らしさが感じられる和菓子です。
 
ひな祭りの他の行事食などは、こちらにあります♪↓


 

粽(ちまき)

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5月5日の「端午の節句」で神様への供物として用いられる和菓子です。
 
「粽(ちまき)」は中国から渡来したものです。
中国では5月5日の節句には、供物として「粽」を作って、親戚や知人に配る習わしがありました。
 
そして、その風習が日本に伝わり、厄除けの宮中行事「端午の節句」になったといわれます。
 
「粽」は、日本でも「端午の節句」の行事食の一つとなっています。

起き上がり最中


 
最中は2つの皮が合わさるというこから「夫婦円満」の縁起物とされています。
 
そして「起き上がりこぼし」は、もとは福島県会津地方の郷土玩具でした。
「起き上がりこぼし」は倒しても倒しても起き上がるので、「七転八起」の精神を表します。「無病息災」「家内安全」などの縁起物です。
 
「起き上がり最中」も「家内繁栄」「無病息災」「厄除」などを祈願して作られた和菓子です。