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こんにちは。
そろそろ、年賀状が店頭でも見られるようになりましたね。
11月になると、年末年始まで、あっという間のような気がします。
はああああ、また、もうする年を取ってしまう(2月生まれ)のね、という感じです。
お正月の1月1日は、「元旦」「元日」と表しますね。
年賀状に書くときは、「元旦」と書くことが多いと思います。
今回は、ちょっとしたこの言葉の区別について!
この2つの言葉、漢字も使い方もよく似ているけど、はっきり違いを言うことができますか?
「元旦」とは
「元旦」の「旦」という漢字、普段目にすることって、あまりありませんねー。
辞書的にいうと、こんな感じですよ。
1.「あした(朝)」、「よあけ」、「早朝」(例:平旦、元旦)
2.「夜が明ける」
3.「檀の略字」(例:旦那)
「旦」という文字自体に、「朝」という意味があったのです。
ですから、「元旦」というのは、1月1日の朝、もしくは午前中のことなのです。午前中限定だったのでした。
「元日」とは
「元日」は、分かりやすいですよ。1年の最初の日、1月1日のことです。
1948年にされた「公布・施行の国民の祝日に関する法律(祝日法)」で、1月1日は年のはじめを祝う国民の祝日=「元日」だと、はっきり決められました。
つまり、まとめるとこういうことです。
・1月1日=元日
・1月1日の午前=元旦
細かいことですが、「元日の朝」とはいっても「元旦の朝」とはいわないということなんですね。
でも、最近は「元旦」=「元日」として用いられるようになってきて、あまりしっかり区別されなくなっています。ですから、年賀状に書くとき以外は、そんなに気にする必要はないと思いますよ。
「正月とは」
もう1つ、「正月」とはいつからいつまでなのか、これも整理しておきましょう。
もともと「正月」というのは、1月1日から31日までの1月の1カ月間を指す言葉でした。
でも、今ではちょっと変わってきてます。
今は、お正月は1月1日から1日3日までの「三が日」を指す場合と、1月7日(関西は15日)までの「松の内」を指す場合があります。
年賀状に書くのはどっち?
年あなたは、年賀状を出しますか?
私は、もうほとんど出しません。
出すのは、身内や仲の良い人ではなく、仕事関係などちょっと堅苦しい付き合いの人だけです。ですから、書き方に、気をつけなければいけないのです。
うちの娘は、まだ友達と年賀状のやり取りをしていますけど、近しい人ほどSNSでという人も多いと思います。そうすると、年賀状は、オフィシャルな関係が多くなります。書き方に失礼のないよう注意が必要ですね。
年賀状は、期間中に出せば1月1日の午前中に届くので、「元旦」と書きます。
「元旦」「元日」という言葉の中に、すでに「一月一日」という意味が含まれているので、「一月一日元旦」とは書きませんよ~。
「平成〇年元旦」「2△△△年元旦」と表記するとよいです。
投函するのが遅くなって、1月2日以降に届くかもしれない場合には、「元旦」「元日」とは書かずに、「平成〇年一月吉日」または「平成〇年新春」と書きます。
でも、今ではその区別もはっきりしてなくて、「松の内」までに届くなら「元日」「元旦」と書く人も多くなってます。
松の内以降に届いてしまう場合は、さすがに年賀状とは書かないほうがよいです。
そういう場合は、「寒中見舞い」を出します。
寒中見舞いの文例はこちらにあります♪↓
まとめ
★「元旦」:1月1日の朝(午前中)
★「元日」:1月1日(一日中)
★「平成〇年元旦」「平成〇年元日」と書くこと
(「1月1日元旦」「1月1日元日」は重複になるので書かないよ!)