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こんにちは。
 
平安神宮の御朱印帳にもなっている四神
 
 
四神とは、古代中国から伝わった霊獣(神獣)です。
中でも「龍」は、よく目にする架空の生物ですね。

 
 

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「平安京」は四神に護られた最強の地だった

 

 
平安神宮は、昔からある神社ではなく、明治時代に平安遷都1100年を記念して作られたものです。
 
 
京都の神社としては、ものっすごく新しいのでした。そして、桓武天皇が遷都したときの平安京を模して造られています。
 
 
桓武天王は、天皇になるときにいろいろあくどいことをやらかし、恨みを買っていたので、怨霊の祟りにビビって最強の護りの地を求めたともいわれます。
 
 
明治時代は、まだこの岡崎の地は、一面「かぶら畑」でした。
 
 
建設前の写真(白黒をデジタル化したもの)を見せてもらったことがありますが、本当に一面畑で、南禅寺やインクラインまで見通せるような場所でしたよ。
 
 
四神に護られてるって、ちょっとかっこいいですよね。漫画やアニメにもちょくちょく登場します。
 
 
四神というのは・・・
 
東の「青龍(せいりゅう)」
西の「白虎(びゃっこ)」
北の「玄武(げんぶ)」
南の「朱雀(すざく)」

 
のことです。
 
 
でも、この四神が「四龍」に置き換えられる場合もあるんですよ。それが、今回お伝えする5色の龍なのでした!

 
 

「青龍」とはいったい何者?

 

 
古代中国の思想では、「四海龍王」が4つの大地と海を治めていると考えられていました。
 
 
「青龍」は「蒼龍」とも呼ばれます。彼はその「四海龍王」の長兄で、「東海龍王・敖廣(ごうこう)」という名の龍なのです。
 
 
古代中国の「陰陽五行思想」では、東の方位の象徴は「青」と定められています。だから、青龍は「東」を司る神獣なんですね。
 
 
でも、この「青」というのは、今の「緑色」のことなのです。つまり、「緑の植物」の色を指すのでした。日本でも神様は「青い木」に降りると言いますね。この「青い木」は常緑針葉樹で、主に松を指します。
 
 
そういうつながりで、五行では「東の青龍」に対応するのは「木」、季節は草木が芽吹く「春」とされているのでした。

 
 

龍の色は何種類? 役割はあるの?

 

 
京都の禅寺には、ふすまや天井にとぐろを巻いたり天を飛ぶ黒い龍がよく描かれています。
 
 
また、火を噴く火龍は炎に包まれる赤い色をしています。
 
 
いったい龍の色は何種類あると思いますか?
また、役割の違いなどはあるのでしょうか?
 
 
現代では、もっと多くの色やレインボーカラーの龍など描かれる場合もありますが、もともとは「五行思想」に基づき「5色」だったのです。
 
 
青の他の色は、「赤」「白」「黒」「黄」です!
その色は、主に鱗(うろこ)の色です。龍の体はうろこにおおわれています。
 
 
黄は「黄金」というほうがしっくりきますよ。

 
 

「青龍」の兄弟たち

 

 
先程、青龍は「四海龍王」の長兄といいました。後の3神は分かるけど、1神多いですね。
 
 
それが、黄龍と呼ばれる金色の龍です。

 
 

(1)黄龍

 
 
黄龍は黄金に輝く龍で、東西南北の四海ではなく「中央」を司る龍です。
 
 
ですから、他の4色の龍よりも「格上」なんです!
 
 
四神の考え方でも、同じく「中央」を司る霊獣とされる場合がありますよ。(「麒麟」とする場合もあります。)
 
 
黄龍は「中央」つまり「皇帝位」にある神です。ですから「5本爪の黄龍」は、皇帝を象徴するもので、昔は皇帝しかその模様を身に着けることができない決まりがありました。

 
 

(2)赤龍(紅龍)

 

 
「赤龍」は「紅龍」ともいい、太陽から生まれ出たもので、全身が真っ赤な鱗(うろこ)でおおわれています。怒ると口から炎を吐き出します。
 
 
陰陽五行説では赤色は「南」を指すので、赤龍は南方を護る龍とされています。
 
 
四海龍王「南海龍王・敖欽(ごうきん)」という名前です。

 
 

(3)白龍

 
 
白龍は、天上界で天帝に仕えている美しい龍です。
 
 
全身は白い鱗(うろこ)でおおわれていて、他の龍よりも空を飛ぶ速度が速いのです。
 
 
四海龍王では「西海白龍王・敖閏(ごうじゅん)」のと言われます。
 
 
陰陽五行説では白色は「西」を指すので、白龍は西方を護る龍とされています。

 
 

(4)黒龍

 
【引用元:http://www.rinnou.net/】
 
黒龍は、全身が真っ黒です。そして、後足がなくて前足2本だけという特徴を持つ龍です。
 
 
その黒い色から、闇を司る龍であり邪悪の化身として描かれることが多く、陰陽としては白龍に相対する龍でもあります。
 
 
黒龍はまたの名を驪龍(りりょう)といい、黒龍のあごの下には「宝珠」があります。(手に持っている姿が描かれることもあります。)
 
 
東福寺など禅寺によく描かれる「雲龍図」の龍は2本脚で宝珠を持っていることが多いので、黒龍なのでしょう。
 
 
黒龍は、四海龍王「北海黒龍王・敖順(ごうじゅん)」のという名です。
 
 
陰陽五行説では黒色は「北」を指すので、黒龍は北方を護る龍とされています。

 
 

おわりに


「5色の龍」の4色は「四神の神獣」に置き換わって各方位を守護するものと、されていたのでした。
 
 
龍の「色」の考え方は、「陰陽五行思想」に基づくものだったのです。
 
 
「守り神」は、怖ろしい姿をしています。
禅寺の「雲龍図」は、どこのを見てもかっこいいというより怖いです。
 
 
特に、目玉が・・・(*´Д`)
 
 
京都の建仁寺には、「風神雷神」「雲龍図」の御朱印帳がそれぞれ販売されています。
 
 
いつもかっこいいなーとは思うのですが、手に取ると不気味な目玉に引いてしまって買えません。
 
 
でも、この強そうな怖さが、守りの力を象徴しているのかもしれませんね。

 
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