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こんにちは。
冬休みの宿題は、昔からなぜか「書き初め」というのがありますね。普段、書きなれてない長~い半紙にお習字をします。
この「書き初め」、実は昔々から続くお正月の行事の1つなのですよ。
昔から、毎年1月2日に墨と筆を使って「新年の目標」を書くというものだったのです。
宿題で出た場合、学校指定の筆があればよいですが、決まっていなければ、どんな太さの筆を選んだらよいのかな、用紙はどれがよいのかなと、迷ってしまいますね。
いつも使っている習字のもので、よいでしょうか?
めったに使わないものなので、無駄にならないようによく考えて選びたいですね。
毛筆の選び方
(1)毛筆のサイズは?
まずは、筆のサイズを考えましょう。
小学では3~4年生で7号、高学年で6号をすすめられることが多いようですよ。
どちらかというと、7号のほうが太い筆なので、多くの人が選んでいます。
学校でまとめて購入する場合は、この2つのうちのどちらかになると思います。
学校の指定がない場合は、自分で購入しなければいけませんね。そのときは注意が必要です。
なぜなら、毛筆はメーカーや毛の種類によって、同じ号数でも太さが異なるからです。同じ7号でも、メーカーによって規格が違う場合があるんですよ。統一してほしいですね。
ですから、分かりにくいときは、文具屋さんなどお店の人に相談したほうがよいです。学年を言って「書き初め用」の筆を探しているというと、アドバイスしてもらえるでしょう。
(2)毛筆の素材の違い
毛筆は、サイズのほかに毛質による違いもあります。
柔毫筆は、ヤギの毛など柔らかい毛で作られたもので、白っぽい色をしています。扱いにくくて大人向けになりますよ。
剛毫筆は、馬やタヌキ、イタチの毛で作られるもので、固くて茶色っぽい色をしています。初心者向きで比較的リーズナブルです。
柔毫筆と剛毫筆を混ぜたものを兼毫筆といいます。
子供の書き初めには、バランスのとれたこの兼毫筆をおすすめしますよ。
ネットショップでは、「書き初め 筆」などのワードで検索すれば見つかります。学童用の7号の筆で1500円前後、下敷きやケースなどがセットになったもので3000円前後からあります。
例えば、こういうのがあります。レビューはよいようですよ。
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筆のお手入れ
毛筆ははじめは糊(のり)で固められているので、ほぐしてから使う必要がありますよ。
カチンコチンに固くなっている場合があるので、水につけながら手でしっかりゆっくりほぐしていきます。それから、余分な水分をふき取って書き始めるのです。
使い終わったら、きちんと墨(すみ)を落としましょう。根元まで水かぬるま湯につけて、しっかり落とします。書き初め用の毛筆は、普段はほとんど使うことはないので、手を抜かずにお手入れしておきましょうね。
「書き初め」用の紙のサイズは?
書き初め用の紙は、どんなサイズを選ぶとよいでしょう。
学校で習字の授業で使う「半紙」は「A4サイズ」です。
このA4の半紙の「長さが4倍くらいの紙」を「半切(はんせつ)」といいます。
こういうサイズのものです。
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書き初めにはこのどちらかの大きさの紙が使われます。中学年ぐらいから、普段使わない長い紙「半切(はんせつ)」を使う場合が多いでしょう。
お正月が終わったら、書き初めを「どんと焼き」で焼くと、書道の腕が上達するという言い伝えがありますよ。
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