この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

スポンサーリンク

 

茶道を習っていると、新年に「初釜」のお誘いを受けるようになります。
初釜は茶道の行事の一つで新年の「お稽古始め」にあたるものです。
同じ先生に習っている人たちが、集まって新しい年をお祝いします。
一般の新年会のようなものですね。

内容は茶会形式となります。
懐石料理やお手前を拝見してお濃茶やお薄茶をいただきます。
茶道のお茶会ではいくつかの決まり事があり、初釜に招待されたときも、それにふさわしい服装や髪型、持って行かなければならない物があります。

毎年恒例の行事ですので、一度経験すれば次の年からは余裕を持って出席できますよ。

初釜の日程

初釜は、通常新年の挨拶が終わった1月10日頃に行われます。

しかし、最近では三が日が終わってすぐ、または、1月1日から行うところもあります。多少時期にばらつきがありますが、ほとんどが元旦から1月10日の間に行われます。

 

平均的なお礼の金額

教室によって決まりがあり金額は様々ですが、懐石料理の出る初釜の平均的なお礼の金額は一般的に1人5,000~20,000円ぐらいでしょう。
あらかじめ会費として金額が決められている場合もあります。

お教室によっては、懐石を省略して、濃茶・薄茶のみの初釜もあります。この場合も教室によりますが、通常のお稽古代の1~2カ月分、あるいは「お祝い」いということで社中全員で5,000~10,000円をお渡しすることが多いようです。

「社中」の元の意味は共通の目的で集まった人々の組織的な仲間の事ですが、
茶道や和のお稽古事の「社中」とはその先生の弟子、生徒のことを言います。

 

習い始めの頃は、社中の先輩方に教室のやり方を教えていただくのが一番です。

のし袋の選び方と表書きの書き方

現金をお渡しする時は「祝水引」の「のし袋」を使います。
赤色と金色または銀色の5本か7本の水引が用いられていて、中央の結び目は「花結び」とよばれる蝶結びになっています。
表書き(献辞)は新年の行事なので「御年賀」が適当ですが「御礼」とする場合も多いです。名前書きは水引中央結び目の下に献辞よりやや小さめにしてフルネーム、または連名で書き入れます。

初釜での服装と髪型は?

初釜は「寿ぎ」の会でもありますので、「ハレの着物」を着るという慣例があります。しかし、ハレとはいえお茶の席なので、華美なものは避けて清楚で爽やかな感じにするとよいです。
師(先生)よりも「格」が上の格好をするのはよくないので、多少控えめにしましょう。

一般的には「訪問着」か「付け下げ」または「一つ紋の色無地(黒以外)」を着用します。華やかな「小紋」でもよいでしょう。

スポンサーリンク

未婚の女性の場合は「振袖」がよいという意見もありますが、師より控えるという心がけを忘れずに。成人式に参加するときのような変わり結びの帯や派手なヘアスタイルは控えましょう。
目立ちたくなければ訪問着をおすすめします。

帯は「袋帯のお太鼓」です。
半襟、足袋は「白色」が原則です。

着物を持っていない場合は、事前に一言、洋服でもよいか確認しておきます。
洋服の場合は長めのフレアースカートが座ったときに楽なのでおすすめです。
正座をしたときに膝頭が見えるスカート丈はNGです。65cmぐらいからの長さがの丈がよいと思います。

髪型は、髪が長ければアップにしてまとめます。
アクセサリー類や時計は、茶器や道具を傷つける可能性があるので、茶室にはふさわしくありません。

男性の場合、洋服なら無地のダークスーツにネクタイ着用です。
着物の場合は紋付袴です。

初釜に必要な「持ち物」

 

初釜には必ず持っていかなければならないものがあります。

懐紙

お菓子の取り分けや食事のときの敷物として使います。また、作法でお茶碗や口を拭うときにも使います。ティッシュペーパーの代わりにもなります。

手ぬぐい

食事の際に汚れないように膝の上に敷いたり、手を拭うのに使います。大きめのハンカチで代用できます。

替え足袋

外の汚れを茶席に持ち込むのは大変失礼なこととされています。そのため、茶室に入るとき替えの足袋に履き替えます。
入室する前に脱げばよいだけの「足袋カバー」を、足袋の上に履いていれば便利ですよ。足袋と同じような形で200~300円で手に入ります。寒い時期ですので防寒にもなりおすすめです。
洋服の場合は(男性も含め)、白い靴下を持っていきます。

 

「茶道」とはどういうものか、簡単に確認できます♪↓

 

学校茶道で始めに必要なお道具類の記事はこちらにあります^^♪↓

 

お礼状は書いた方がいい?


初釜に限らずお茶事やお茶会に招かれたら、なるべく早いうちに手書きでお令状を送ります。電話やメールはいけません。手書きであることに意味があるからです。
一般的な手紙の書き方にそって、できれば毛筆(筆ペン)で感想を書きます。
普段とは違う雰囲気の中で、たくさんの事を学ばせていただきましたというような内容で充分です。
新年ですので、最後は今年のお稽古の抱負などで結ぶとよいでしょう。

おわりに

 

茶道は作法やしきたりなど、覚えることがたくさんあって、始めは悩むことが多いです。でも、一緒に学んでいる人(社中の人たち)と仲良くなると、気軽に質問できるようになり、お茶の話も弾むようになりますよ。
お茶会は楽しんでこそです。茶会に招く主人(師)も、それを一番望んでいると思います。

 
 
「お正月」記事・「総集編」はこちらです♪↓

2017「お正月総集編」~お正月に関する全ての記事はこちらから♪


 

スポンサーリンク