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先日、夫が会社の集まりで、ちょっと気取ったお蕎麦屋さんに行ったとき、最後にそば湯が出たそうです。
 
で、何を言い出すのかと思えば・・・、
 
「そば湯って知ってる? 飲み方、知らんかったんやけど、みんな知ってたで!」
 
ちょっと興奮気味に、うれしそうに(?)話しておりました。( ̄▽ ̄)
 
あいかわらず、単純な人だなあとか思いつつ、確かに、家族での外食はほとんどしないから(娘とは2人で行ってるけど)、そういうお蕎麦屋さんには行ってないなとか考えていました。
 
夫は、妙に世間知らずです。私のほうが、ずっと家にこもっているのに。
多分、外出はしていても、行動がパターン化してるのでしょうね。
 
今回は、関西人は、まだまだ知らない人がいる? そば湯の栄養と飲み方を紹介します。

 

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そば文化とうどん文化


 
関西には「うどん文化」があります。
 
うどんといっても、コシのある「讃岐うどん」のようなものではなく、「昆布のだし」で食べるゆでうどんです。代表的なのが、上の画像の「けつね(きつね)うどん」です。
 
関西には、伝統的な「昆布だしの文化」が定着しているのです。
 
昔ながらの和食堂では、そばを注文しても、最後にそば湯が出るところは、まずありません。関西人は、そばのゆで汁は捨てるものと思っている人が多いです。(少なくとも昔はそうでした。)
 
そもそも、大阪には、そばの専門店が少ないのですよ。
あったとしても、うどん屋さんのほうに人が流れやすいと思います。
 
観光産業の盛んな京都では、以前からそば湯の出るお店が多くあったと思いますが、関西人で、特にそば好きでない人は、知らなくても不思議ではありません。
 
私は、うんと前に確か、嵐山(京都)のお蕎麦屋さんで飲んだことがあり(←初そば湯だった‼)、ちょっとびっくりでした。ほとんど飲みませんでしたね。
 
味うんぬんより、あれは、捨てるものという先入観がぬぐえません。(◎_◎;)
 
関東と関西は、やっぱり食文化が異なるのです。
興味深いです。(*^^*)
 

 

そばの発祥地は?

 
そば湯の歴史は、意外と古いです。
 
これは、もともと、信州にあった風習で、それが江戸時代中期に江戸に伝わったといわれます。
 
信州は、現在の麺状のソバの発祥地です。
それ以前は、そば粉を団子状にして「そばがき」や「すいとん」にして食べていました。
 
「そば湯」とは、そばを茹でた後の「ゆで汁」のことをいいます。
 
何を当たり前のことをと思われるかもしれませんが、当たり前でない地域もあるので、はっきり書いておきます。(^_^;)

 

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そばの栄養


 
そばは、東洋医学(和薬膳)では、「涼」の食べ物です。
ですから、少し、体冷やします。また、鎮静、消炎作用があり、胃腸の調子を整えるといわれます。
 
そばに含まれる栄養素の中で、特筆すべきは、この3つです!
 ↓ ↓
★ルチン
★ビタミンB1・B2
★食物繊維

 
ルチンはそば特有のポリフェノールで、美容とアンチエイジングに効果があり、高血圧などの生活習慣病の予防にも効果があります。1日に摂るとよいルチンの量は、そば1束で十分補えますよ。
 
ビタミンB1・B2は、髪や皮膚の粘膜を強化する美容効果があります。
 
食物繊維は、便秘の改善、コレステロール値の改善、血糖値の上昇を抑える働きがあります。
 
そばには、美容・アンチエイジング・生活習慣病の予防という、女性にうれしい栄養素がたっぷり含まれているとわかりました!
 
そば湯を飲むことで、これらの栄養をすべて摂ることができるというわけです。
なるほど、そういわれると、捨てるともったいないというのが、よくわかります。(^^)

 

そば湯の飲み方


 
そば湯の飲み方がよくわからないというアナタ!
 
実は、そば湯には、「正式な飲み方」というものはありません。
たいていの人は、このようにして飲むようです。
 ↓ ↓
1.そのまま飲む
2.そばつゆをそば湯で薄めて飲む

 
1は、気持ち悪そう(すみません。)
ああ、でも美容とアンチエイジングのためなら飲みます。(^^;)
 
2は、そばつゆをそば湯で薄めて、お好みの薬味などを入れて飲みます。
ネギやショウガ、ワサビなどですね。
こちらの飲み方をする人のほうが、多いでしょうか。
 
薄めるつゆとそば湯の割合も、自由です。
でも、あまり濃くすると、塩分を摂りすぎるので注意したいですね。
 
また、飲みたくない人は、もちろん飲まなくてよいですよ。
そういう食習慣のない土地で育った人は、知らなくても当然です。
 
そばを食べる風習が薄くそばの専門店があまりないというのは、その地にそれが入り込む余地がないほど、別の食文化が定着していたということです。

 

おわりに


 
「食」の中心は、もともと長い間、都(京都)にありました。
その後、江戸時代の元禄期になると、政情が安定して「食」のバブルが起きます。
 
それ以前の「庶民の食事」は、空腹を満たすためのものだったのですが、この時代から、美味しいものを食べるという「食」を楽しむゆとりができたのです。
 
関東の食文化は、この江戸時代以降に発達したものが多いです。
 
よく東京の人はとか関西人はとか、地方でくくる言葉を耳にします。
 
地方の違いを楽しみ、不愉快に感じる人がいないなら、興味深い話ですが、相手を下げるためのネガティブな話題の場合は、すごく聞き苦しいです。出身地は、自分では変えられないものですからね。
 
特に、メディア(テレビ)は、話題性を高めるために故意に強調させていて、基本的に東京アゲのスタンツなので、バカバカしいなと思います。
 
例えば、今回のそば湯なら、
「そば湯の飲み方を知らない人なんているの?無教養だね。」
と言う人、
「そばをゆがいた残り湯を飲むなんて、おかしいんじゃない?」
と思う人、どちらも、視野が狭いんですよね。
 
自分の小さな世界の常識が世界の常識だと思ってしまっている、私は、そういう考え方をしたくないと思っています。
 
知らないことを知ったときには、
「へ~、そうなんだ! そういう人もいるんだ。」
と、自分とは違っても受け入れられるようになりたいです。
 
どの地方も、長い歴史のなかで、その気候や風土に合った食材を使い、独自の調理法を発展させてきました。
 
それがその地方の魅力であって、他の地方から旅行に行くときの楽しみの1つでもあります。
 
全国均一にならずに、地方の独自性と昔ながらの食文化を守り続けるのは、大切なことだと思うのです。(´・ω・)

 
 

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