この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。


 
2021年の「十二支」は「丑(うし)」ですね。
 
そして、干支(えと)は十二支をより詳しくしたもので、辛丑(かのと・うし)」となります。
 
 
2020年は疫病で社会が大きく変わった年でしたが、今年はどうなるのでしょう。我が家は夫がほぼ完全テレワークになり、大学生の娘は前期はすべてオンライン授業、後期も半分以上の授業をオンラインとオンデマンドで受けています。
 
 
大学の授業の場合、大人数の講義などはオンラインのほうが学習効率を高められるというオンライン授業の良さもわかりはじめました。
 
 
テレワークにいたっては、なんで今まで満員電車に乗って毎日出社していたのかわからんというほどだそうです。夫は海外出張も多かったのですが、海外ともZOOMでの交渉で十分だそうです。
 
 
生き方や社会が変わるのを目の当たりにした一年でした。
 
 
2021年は、明るい話題の多い年になってほしいです。

 
 

スポンサーリンク

干支から読み解く「辛丑」


 
十二支は古代中国で生まれたという、とても昔からあったものです。
 
 
始まりは、年や時間・方角を表す記号を一般の人にもわかりやすく伝えるために「動物」を用いて表したそうなのです。
 
 
中国由来なので「牛」ではなく「丑」、干支の漢字は中国の文字で表されているのですね。
 
 
「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」←中国の文字
「鼠・牛・虎・兎・龍・蛇・馬・羊・猿・鶏・犬・猪」←日本の文字
 
 
干支は日本や中国だけでなく、インドやチベットなどにも伝わっています。
また、国によって違う動物になっていることもあり、おもしろいです。
 
 
「猫」や「虎」が十二支に入っている国も、あるそうですよ。
 
 

これら「十二支(じゅうにし)」と、「十干(じっかん)」とよばれる記号を組み合わせたものが「干支(えと)」で、全部で60通りの年回りがあります。

 
 
そして、干支を1回りした年を「還暦」と呼びます。60年で1回りだから60歳で還暦のお祝いをするんですね。
 
 
2021年の干支は「辛丑(かのと・うし)」になります。
 
 
「十干(じっかん)」は、こちらです。
   ↓
「甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)」
 
 
十干と十二支は、それぞれが季節の移り変わりや植物の成長の意味を表しています。
 
 
「辛」は十干の8番目になります。季節でいうと、10を4つに分けるとして後半の「秋」にあたります。晩秋から冬に向かう、衰退の時期を指します。また、「辛」という文字そのものの、カライ、ツライという意味も持っています。
 
 
一方、「丑」は十二支の2番目で、「子」がこれから生命が芽生え始めるエネルギーあふれた種の状態とすると、「丑」はまかれた種がまさに芽吹こうとする生命のエネルギーが充満している状態を表します。
 
 
「辛」と「丑」は、相反する意味のように感じますが、この2つは相手の力を生かし強め合う「相生」と呼ばれるよい関係にあたります。
 
 
そうすると、「辛丑」の2021年は、緩やかな衰退とともに新たな生命が生まれる、これまでの社会を変えるには大きな痛みも伴うけれど、その分新しい世に大きな希望が芽生える年ということになるでしょう。
 
 
つまり、衰退や痛みが大きければ命の初動が大きくなり、芽吹きが大きければその分、激烈に枯れる。辛いことが多いだけ、大きな希望が芽生える年になることを指し示しているのである。
 
 

干支で縁起かつぎ


 
お正月が近づくと、干支の置物などがお店に並びますね。
昔から干支は、縁起物とされていました。
 
 
「無病息災」「厄除け」を願い、生まれ年の干支を身に付ける風習もあります。
 
 
また、その年の干支を飾ったり身につけたりすることで、「家内安全」「商売繁盛」をもたらせるともいわれますよ。

 

スポンサーリンク

「丑」が2番目の十二支に選ばれた理由

 

 
これにはいくつか説があります。
一番よく知られているのが「にほん昔話」にもなっている「十二支のはじまり」の話です。
 
 
あるとき、神様が「元日の朝、私のところにやってきた12番目までの動物を順番にその年の大将に決めよう」とおふれを出しました。動物たちは自分こそが1番になりたいと思い、足の遅い牛は早く出発し1番のりするつもりでした。
 
 
ところが、牛の背中にこっそ乗っていたネズミがゴール直前で飛び降り、1番を取られてしまったのです。
 
 
それで、1番がネズミ、2番が牛と決まったのでした、というお話です。
 
 

 

 
 

「丑年」生まれの人の特徴

 

 
丑年生まれの人は、堅実、誠実で、努力家の大器晩成型だといわれます。
 
 
自己アピールが得意でなくても、コツコツ努力を積み重ね大きな成果を得られるでしょう。
 
 
仕事や恋愛に対しては、真面目で自立心が強いので、しっかりした堅実な人生を歩もうと努力します。
 
 
短所は真面目でマイペースなところが裏目に出たときで、頑固で偏屈と思われがちなところです。
 
 

 
 
こちらも合わせてどうぞ。^^♪
    ↓
「十二支」の順番とそれぞれの性格の特徴

 
 

まとめ


 
★「十二支」と「十干」を組み合わせたものを「干支」という
 
★2021年の十二支は「丑」・干支は「辛丑(かのと・うし)」
 
★その年の干支、または自分の生まれた干支の物を身につけると縁起がよい