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こんにちは。
 
 
春休みに大量の物を捨て、すっきりした我が家なのですが、一部屋だけいつまでたっても物置みたいになっている部屋があります。
 
 
そう、娘の部屋です。
 
 
彼女は物に思い出を感じるタイプなので、なかなか捨てられないのに加え、決断が遅くなんでもつい後回しにするうっとおしい性格をしています。
 
 
よく机の上がごちゃごちゃしていると頭の中身がそうなっているのと同じといいますね。
 
 
頭の中も、不要なゴミだらけなんじゃないかと思います。
 
 
そのうちやるよ・・・・
「そのうち」とか「いつか」という言葉こそ不要な言葉です。
 
 
「今すぐやれ~!」と、この週末は片付けさせましたが、私から見るとまったく変わっていません。( ̄▽ ̄)
 
 
人は面倒臭いと感じると行動することが億劫になってしまいます。
 
 
だけど面倒に感じるのは最初の瞬間だけなのをご存知でしょうか。
 
 
もし片付けることが面倒だと感じなくなったとしたらどうでしょう?
 
 
今回は、後回しにしてしまうメカニズムとその解決策についてお伝えします。

 
 

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後回ししたいと考えるのは脳の「前頭葉」

 

 
人間は、他の動物より脳の「前頭葉」という部分が発達しているといわれます。ここは「脳の司令塔」と呼ばれる「合理的な思考を司る部位」です。
 
 
思考や行動を起こして物事を処理するとき、優先順位をつける役割を担っているところです。
 
 
ということは片付けがどうしても苦手な人にとって、頭ではやった方がいいのは分かっているんだけど、前頭葉が優先すべき行動と判断していないので、面倒と感じ楽なことを優先させてしまうのです。
 
 
面倒くさいと後回しにしてしまうのは、前頭葉が衰えたことで行動することがおっくうになっていると考えられるのです。
 
 
前頭葉が衰えると、やる気がなくなったり、感情の老化が起こったり、すぐにキレたり我を張るこことが増えたりします。
 
 
前頭葉は老年期に衰えやすくなります。キレる老人問題などは、これが原因ということも多いそうですよ。大事な部位ですね。

 
 

取りかかるためのきっかけを作るの大切

 
 
後回しにしてやらない人は、「やらなければいけない」ということは自分でも分かっているんです。
 
 
そんなとき、始めるきっかけ作りをするのが、とても大切です。そういう人は、「取りかかる」という始めの壁を超えるまでが大変だからです。
 
 
いったん行動し始めると面倒な気分はなくなるので、きっかけさえ作ればしっかり片づけられることが多いです。
 
 
一旦、行動のキッカケを得ると、本を片づけ洋服をクローゼットになおしと、行動がどんどん加速してやる気が出てきます。
 
 
後回しにしてしまう性格を改善するのに効果的な方法は、「簡単なことをきっかけにする」ということです。

 
 

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キッカケになる行動を生活習慣に取り入れる

 

 
後回しにする性格自体を改善して行動できる自分になっていくには、どうすればよいでしょうか?
 
 
それは、最初にする行動がなるべくめんどうでない簡単なことにし、それを習慣にすることです。
 
 
なので最初のキッカケをつくる行動を何にするかがとても大切なのです。
 
 
ポイントは、前後の行動とセットになりやすい簡単なことにするべきです。いきなり大がかりなことをすると心理的に負担がかかりますよ。
 
 
そうして、生活の中に組み込むように習慣づけるのです。
 
 
例えば、寝る前に必ずハミガキをする場合「ハミガキ→寝る」がセットの行動になります。そうすると、今まで面倒に感じていたハミガキが、すんなりできるようになるのです。
 
 
物の整理を面倒に感じずにすんなりできれば、頭の中もスッキリしてそれだけで気持ちが楽になれると思います。
 
 
小さな一歩を行動に移し、コツコツ積み上げていくことが大切です。
 
 
娘の場合は、洋服は「着替える+必ずクローゼットにかけるor洗濯物として出す」と決めることにしました。
 
 
習慣になるまで、きちんとできるかが勝負です。(´・ω・)