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こんにちは、このかです。
 
 
京扇子のお店にお邪魔しました。
 
 
扇子屋さんというだけでなく、京町屋の見学や扇子作りなどの体験もさせていただけるお店なんですよ。
 
 
とってもフレンドリーな女将と、明るくきれいな若女将がいらっしゃいます。
そこで、「投扇興」という扇子のゲームを教えていただきました。
 
 
お店は京町屋で、写真もたくさん撮らせていただけました。

 
 

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「鰻の寝床」京町屋を拝見

 

 
京町家は、間口が狭く奥行きが深い造りなのが特徴です。
 
 
通りに面したお店だけを見ると、想像もできない奥行きのある空間が広がっていて、ワクワクなのです♪
 
 
お店の奥のほう進むと、そこには「供待ち」「坪庭」がありました。

 
 

 
「供待ち」というのは、お店に来られたお客様(商いのご主人)が商談をされたりお茶を嗜まれている間、丁稚さんなどお供の人が待っていた場所なのだそうです。
 
 
坪庭の役目は、景観だけでなく、うだるように暑い京の夏、家の中の空気を循環させるために作られた昔の人の知恵なのだそうですよ。
 
 
坪庭は日陰なので割と涼しく、ここの地面に水をまくと、空気が冷やされ、それが日の当たる広い中庭の土のほうに吸い寄せられるのだそうです。
 
 
だから、京町屋には、「中庭」と「坪庭」があるのです。
 
 
そして、奥に続く途中には、昔ながらの台所があります。
 
 
おおっ! 土間に「おくどさん」がありましたよ!

 

 
このお釜は、今ももちろんごはんを炊くのに使われています。
 
 
ここは、火の粉がついた煤(すす)が舞上がるので、火災予防のために、天井がとっても高いのです。
 
 
もっと奥に進むと、土蔵に行きつきました。お蔵の扉には、扇子の飾りがしつらえてあります。オシャレですね。

 
 

 
 

 
お店には、たくさんの美しい扇子が、飾られていました。
 
 
1本の扇子は、5~6人の職人さんの手をとおして、細かく言うと全部で90ほどの工程を経て作られるのだそうです。
 
 
でも、2000円ぐらいから、意外とリーズナブルです。ここに飾られているので、最大1万円弱でした。

 

 
鳥獣戯画もありました~!
 
 
ほ、ほしかったけど、多分、これから扇子を使うことはないので、家に物を増やしちゃいかんと思いとどまりました。

 
 

 
 

 
 
こちらが、中庭です。陽の光が届いて明るいです。
  
       ↑
この写真の右上のほう、奥の壁に「猫ちゃんの出入り口」みたいな穴が空いているでしょう?
 
 
お茶室の入り口です。「にじり口」と呼びます。
ここでお茶をいただきました。
 
 
こういうのが、家の中にあるって、とっても贅沢です~(´▽`*)
ゆったりした気分になれそうですよ。

 
 

 
 

 
青磁の「香炉」と「打出の小づち」(縁起物ですね)の置物が飾られています。
 
 
いいなー、青磁、好きなんですよ。
 
 
こういう置物をさらりと置かれているところが風流ですね。
香炉なんて、わが家では使う事ないですから。

 
 
 

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扇子の遊び「投扇興」は江戸時代の遊びだった

 
 

 
「投扇興(とうせんきょう)」というのは、扇を投げて台に乗った的を落とす対戦ゲームのような遊びです。扇おとしとも呼ばれるそうです。
 
 
今回は、4人対4人で、1人5回ずつ投げて競いました。
 
 
「投扇興」は扇子を落とした的(蝶)と扇子、そして的台(枕)の位置関係を、いろんな物に見立てた名前があります。そして、その位置関係で「点数」を競うのです。
 
 
位置関係の名前は、「源氏物語の巻名」なんですよ。なかなか風流で素敵です。

 

 
例えば、この形、私が投げた中で一番良い点数だったのですが、「夕顔」「8点」です。扇の上に羽(蝶)が乗った形です。
 
 
絶対あり得ないという形もあって、それは「夢浮橋」という名前でした。素敵なネーミングです。そして点数は、なんと「100点」なのでしたー♪
 
 
だからあり得ないって・・・( ̄▽ ̄)

 


 
ちょっと投げるのにコツがいって、意外と難しかったです。(私が下手くそなだけかも…)
 
 
この「投扇興」は、実は平安貴族の風雅な遊びだったのではなく、江戸時代中期に生まれた遊びなのでした。発祥は京都だそうですよ。
 
「投扇興」の遊びセット、ネットショップでも販売されてました。(このお店は、私がお邪魔したお店とは異なります)
 

      ↓

(クリックで楽天ショップに飛びます)
 

おわりに

今は、扇子も、機械で安く大量生産できるようになりました。
 
 
こちらのお店の京扇子は手仕事の作品ですが、京扇子も他の伝統工芸品と同じく、職人さんがどんどん減っていて、後継者が育たないそうです。
 
 
でも、だからこそ、女将は次の世代に引き継ぎたくて、京扇子を1人でも多くの人に知ってもらえるように、イベントなど催されています。
 
 
京都で長く続くお店は、「え? ここ、入ってもいいの?」と思えるような入りづらさを感じるところも多いですが、気さくなご主人が多いです。そして、商品について話し出すととまらない「教えたがり」の人も多く、おもしろいです。
 
 
京都へ行かれることはあれば、観光客あふれる定番観光地から少し外れた場所を町歩きしてみると、楽しい発見があるかもですよ。(´・ω・)
 
 

 
 

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