この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。
毎年、夏の土用の丑の日が近づくと、スーパーやデパートでうなぎの予約が始まりますね。
私は、うなぎというか「蒲焼」が好きなので、土用の丑の日には、しっかり食べますよ~!
我が家の最寄り駅近くに、土用のうなぎが美味しいと評判のお寿司屋さんがあるんですよ。
毎年、その日には、午前中からすごい行列なのです。
並んでまで買いたいの?と、私的にはびっくりなんですが・・・。
ちなみに、我が家のうなぎは、「ふるさと納税」のがほとんどです。
「ふるさと納税」は、食いしん坊の夫が、選べるギフトでももらったような気分で、ウキウキしながら選んでいます。
食べ物ばっかり・・・。
今までいろいろ選んできて、名産品が一番美味しくていいな~と思い、最近は地方の名産品ばかり選んでいます。
特に、うなぎ、カニ、メロンなどの高級なものは、なかなか自分では買いにくいので、届くのを待つのが楽しいです。
メロンや桃など果物は、お嫌いでなければとってもおススメですよ。
完熟で結構たくさん届くので、贅沢気分が味わえてうれしいのです。
うなぎも、やはり国産うなぎは、柔らかくてふわふわです。
美味しい年中行事は、とりあえず全部参加したいですね。
土用の「丑の日」になぜうなぎを食べるの?
「土用の丑の日」というのは、土用の入りになって最初に来る丑の日のことをいいます。
実は、「土用の丑の日」は、春・夏・秋・冬あるんですよ。
なんで、特に、夏だけ「うなぎ!うなぎ!」と言われるのでしょうね。
お店が、売りたいからなのかな?
夏バテ予防に食べようという事で、強調されるのでしょうけど。
ちなみに、2018年の夏の「丑の日」は・・・
7月20日(金)・8月1日(水)
です。
2回あるんですよ。でも、1回目ほうが、きっとよく取り上げられるでしょうね。
でも、そもそも、なぜ夏バテ防止に「うなぎを食べよう!」といわれるのでしょう?
土用の丑の日にうなぎを食べる理由
土用の丑の日は、もともとうなぎを食べる日では、なかったのだそうです。
本来は、「う」のつくものを食べるという習慣があったのです。
それを、江戸時代に平賀源内が、土用の丑の日に「うなぎ」を食べると滋養強壮によいと宣伝したことで「う」=「うなぎ」と定着したといわれます。
源内は、夏場に売り上げが激減した友達の「うなぎ屋」さんに、うなぎは「う」の付く食べ物だから「本日丑の日」と書いて店頭に広告を貼るといいよと、アドバイスしたのだそうですよ。
他には、大田蜀山人という歌人が、とある「うなぎ屋」に頼まれて「土用の丑の日に、うなぎを食べると病気にならない」という意味の狂歌を作って、宣伝したという説もあります。
そもそもうなぎの旬は「初冬」なのです。冬眠前に養分を蓄え脂がのる魚なんですよ。ですから、本来、夏場は美味しくいただける時季ではないのですね。
でも、うなぎに、夏バテに効果がありそうな栄養がたくさん含まれているのは、確かです。
うなぎの栄養と効果
★ タンパク質が豊富
タンパク質は、体を作る重要な栄養素ですね。
うなぎが滋養強壮に良いとされるのは、良質なタンパク質がたくさん含まれているからです。
★ 脂質が豊富
うなぎには良質な脂質、EPAやDHAが含まれています。
EPAとDHAは、脳の発達には欠かせない大事な栄養です。
また、血流を良くし高血圧の改善、中性脂肪の低下などにも効果がありますよ。
★ ビタミンが豊富
うなぎには、多くのビタミン類が、バランスよく豊富に含まれています。
● ビタミンA ー皮膚や粘膜の健康を維持する。
● ビタミンB1ー糖質の代謝を助ける、疲労回復に効果的。
● ビタミンB2-成長の促進・細胞の再生に関与する。
● ビタミンD-骨の健康を維持する。
● ビタミンE-細胞の老化を防ぐ。生活習慣病の予防や美肌に効果的。
おわりに
うなぎは、冬が旬の魚ですが、夏バテに効果のあるビタミンB群が多く含まれるんですね。
健康効果が期待できることもあって、江戸時代からの風習が廃れず残っているのでしょう。
江戸時代は、動物性タンパク源は、主に魚だったので、中でも栄養価の高いうなぎは、効果があったのだと思います。
今は、他にも栄養価の高いものがたくさんあるので、特にうなぎがよいというわけでばないと思いますよ。
でも、土用の丑の日には、うなぎがお店にたくさん並ぶので、ついつい食べたくなりますね。