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こんにちは。
 
 
ここ数年、流行っている大人の塗り絵、かなりセンスのよい絵柄が多くて興味深いです。いろんなタイプのものが出ているので、お好みで選びやすいですよ。
 
 
私は「和アート」な感じの素敵なデザインのものを見つけ、一目ぼれして買いました。(^^;)
 
 
今回は、大人用のいろんな塗り絵と、初心者向けの色鉛筆の選び方を少しご紹介します。

 
 

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塗り絵のはじまり

 
日本の塗り絵は、江戸時代の書物の「挿絵」が起源と伝わります。その後、明治時代の教育で用いられた「絵手本」というものが、現在の塗り絵に変化していったそうですよ。
 
 
塗り絵は、自分でデッサンする必要はないですが、アートです。ですから、人それぞれ絵の好みがありますね。
 
 
最近は、本当にいろんな種類のものが出ていて、自分の好きなものを見つけやすいです。
 
 
書店で見ているだけでも楽しいです。

 
 

(1)浮世絵

 

⇒★おとなのぬりえJAPAN葛飾北斎富嶽三十六景
 
日本の伝統と和テイストにこだわった「大人のための塗り絵JAPANシリーズ」です。
 
 
浮世絵師の葛飾北斎は、海外でも人気で知名度も抜群、ジャポニズムブームを巻き起こした絵師の1人です。
 
 
「富嶽三十六景」は、2019年度からパスポートの査証欄のページに印刷される図柄に採用されました。日本の代表絵師という感じですね。
 
 
北斎は、当時なかなか出せなかった「藍色(青)」にこだわりを見せているので、そこを考えながら塗りたいです。

 

⇒★おとなのぬりえJAPAN歌川広重 名所江戸百景
 
同じくJAPANシリーズ、名浮世絵師、歌川広重版です。
 
 
塗り方の他に、江戸時代の地図が掲載されています。塗りながら、江戸の風情や歴史を体感できるように考えられた構成です。

 
 
水彩色鉛筆を使うと、空や海などを水彩画のようなタッチで、ふんわり描くこともできます。
 
 

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(2)コロリアージュ

 

⇒★flower mandalas 心を整える、花々のマンダラぬりえ
 
 
フランスでブームが始まったコロリアージュとよばれる塗り絵が、最近、日本でも大人気です。
 
 
こちらは、アールヌーボー調の植物を、マンダラの形に仕立てた図案です。
 
 
もともとマンダラというのは、密教(仏教)の仏の悟りの境地や世界観をシンボルとして視覚的に表したものです。東洋的なのがクールと思われて取り入れられたのでしょうか。
 
 
これは、集中力を高めるなど瞑想効果が強そうですね。一度挑戦したいと思っている塗り絵です。

 
 

(3)ファンタジー

 

⇒★“かわいい・”の魔法にかかる夢色ファンタジー塗り絵(大人の塗り絵シリーズ)
 
 
すっごくかわいですね♪
 
 
ファンタジー系、ファンシー系の塗り絵も、20~30代の女性を中心に人気があります。
 
 
ねこちゃんとかうさぎさんとか、見ているだけで癒されそうです。女の子の好きな「かわいい♡」が詰まっています。
 
 
パステルカラーで、優しい感じに仕上げたいです。

 
 

(4)パズル塗り絵

 

⇒★花鳥風月パズルぬり絵帖 ヒーリングアートパズル
 
 
ジグソーパズルのように、描かれたピースを番号順にひとつひとつ塗っていくと出来上がるタイプの塗り絵です。
 
 
こちらは、和風の動物+植物の絵柄ですが、西洋画や風景画など、いろいろな種類のものがでています。
 
 
塗り終わったらどんな感じになるのかと、楽しみながら塗れますね。

 
 

塗り絵をやってみた!

 
今回、私が選んだのはこちらです。
     ↓

⇒★着物美人 おしゃれな塗り絵BOOK
 
 
昔から今にずっとずっと受け継がれてきた和柄だけど、なんだかモダンな雰囲気でとてもきれい!
 

 
現代風だけど大正浪漫のようにゴテゴテしていないところに、センスを感じます。着物の模様が、古典柄の京友禅のようだからでしょうか。
 

 
こちらは、「鶴の恩返し」の1シーン、「鶴の旅立ち」です。昔話の簡単なあらすじもあります。
 
 
著者は、着物デザイナーでもあるので、和更紗文様や唐花文様など、細かいところまで構図がしっかりしています。
 
 
かと思えば、こんな和モダンなデザインも!

 

 
バッグとヒールは現代風ですが、描かれているのは和柄です。バッグは麻の葉と桔梗(ききょう)、ヒールは撫子(なでしこ)に千鳥格子ですよ。
 
 
和モダンというか、「ジャポニズム」という感じですね。
 
 
楽しいです。(*^^)v
 
 
塗り絵のヒーリング効果とやってみた感想は、こちらに。ご一緒にどうぞ^^

     ↓


 
 

初心者には36色の色鉛筆がおすすめ!

 

 
実際に、塗り絵をすると、テーマにもよりますが、空や海、植物の絵柄が多いことに気づきます。
 
 
24色の色鉛筆の場合、グラデーションで変化をつけたいとき「青系」「緑系」の色が少なすぎると感じました。
 
 
一方、72色になると、ケースが2段になり、色を取り出しにくくなります。そして、かなり似たような色が増えるので、かえって選びにくくなるような気がするのです。
 
 
微妙な色の違いを味わいたい人や、美術に詳しく塗り方にこだわりのある人、別に値段が高くてもよいと思われる方は、色数が多いほどよいと感じるかもしれません。
 
 
でも、色鉛筆を持っていなくて初めて塗り絵をしてみようと思う初心者の方には、色数的にもお値段的にも36色をおすすめしますよ。
 
 
そもそも私は美術は鑑賞するのは好きですが絵心がないので、水彩色鉛筆とか油性色鉛筆とかいわれてもよくわかりません。学校の芸術科目はずーっと「音楽」を選択していたので、絵を描いたことあまりないのです。
 
 
ですから、初心者の人が、普通に使いやすいと思う色鉛筆を選んでみました。
 
 
学校用でもあるので、1,000円台とリーズナブルです。(*^^)v

 

by カエレバ

 
私が使っているのは、ファーバーカステル 水彩色鉛筆 平缶 36色セット (1,209円)です。
 
 
芯はかなり固めですが、強いので、筆圧が強くても折れません。ワックスが多いので、ツルツル滑る感じが少しします。
 
 
学校用なので、とってもリーズナブルです。色の発色はきれいですよ。

 
 

by カエレバ

 
トンボ鉛筆・色鉛筆NQ シリーズ36色( 1,600円 )
 
 
国産品がよくてコスパ重視という方には、こちらがおすすめです。初心者用で、すごく人気のある色鉛筆ですよ。
 
 
重ね塗りがしやすいというレビューがあります。
 
 
ファーバーカステルは滑りやすいので、その点ではこちらのようが良いのかもしれません。
 
 
発色は、お好みですね。

 

おわりに

 

大人の塗り絵は、最近、ますます多様化しています。
 
 
絵の種類だけでなく、自律神経を整えるものとかマンダラのように心を落ち着かせるものなど、用途も様々です。
 
 
100円ショップにも売られていますね。
 
 
気軽に始められるのでよいですね。(´・ω・)