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こんにちは、このかです。
 
生け花を習いたいなと思ったとき、一番気になるのは、なんでしょう?
 
先生や教室の雰囲気?
レッスンにかかる費用?
 
毎月のお月謝の他に、伝統的なお稽古事なので、お中元・お歳暮、許状をいただくときの心づけなど、今でもいるのかなあとか考えませんか?

 

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私は、その辺りが気になって、フラワーアレンジメントのほうがやりやすいかもと思ったりしましたよ。
 
でも、前に書いた3大流派なら、ある程度は、はっきり決まっているので、無茶な事はないと思います。反対に、期間限定とかで、規定よりお安くしている先生もいるぐらいです。
 
流派選びは大切?「池坊」「小原流」「草月流」生け花三大流派の特徴は?
 
 
そもそも、この業界は、今は低迷しまくっているので、敷居も低くなっています。
 
ただ、いろんな人がいるように、いろんな先生がいるので、是非、体験レッスンは受けてくださいね。↓


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生け花教室のお月謝の相場

 

 
まず、お月謝以外の出費は、ほとんどありません。
 
私は、師範科の頃に、ここでずっと教えていただこうと決めたので、お中元とお歳暮は准教授になってから(きりがいいので)お渡しするようにしました。
 
とりあえず師範科までで終了と決めている若い人は、していないと思います。
基本、どちらでもいいみたいですよ。
 
お免状は、規定の料金だけです。
心づけは、要りません。

 

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お月謝は、相場と言われると、どうなのか分かりませんが、私が通っている生け花教室は、この通りです。
 
●体験レッスン:1,000円
●初等科から師範科Ⅱ期まで:月3回8,000円
●准教授以降:1回4,000円で月2~3回
※すべて花材費込み
 
いかがですか?
 
これね、「花材費込み」ってところがポイントなんですよ。
費用を調べるときは、気をつけてくださいね。
 
生け花の花材は、普通の花屋さんには売ってない「これ、木でしょ?」というようなゴツイ植物もあります。
 
師範科までの花材費は、1回800円ぐらい、准教授以降は1回2,000円ぐらいだそうです。
料金表に「花材費別」とある場合は、これぐらいアップするということですね。
 
うちの先生は、免状をもらってステップアップするごとに、2,000円~5,000円の小原流の「器」か「瓶」をプレゼントしてくれます。
 
体験レッスン受けてそのまま入会したら、「花袋」をプレゼントしてくれます。
 
大丈夫なの?って思うぐらいです。
 
「剣山と器は、早めに渡しておかないと、みんな帰ったら適当にコップに活けるからダメなの!」って、言ってます。
(←そのとおり)
 
師範科Ⅱ期までは、3カ月~半年ぐらいでどんどんステップアップするので、私は月3回ペースでレッスンを受けていました。
 
忙しくて月1回の人もいます。
 
ちなみに、振り込みやカード決済ではなく、お月謝袋に現金を入れる納め方です。
忘れたら次回でもOKな緩い感じで、もちろん新札でなくてもいいです。
 
私は、今、准教授なのですが、ここからが、いわゆる昔ながらの「修行の領域」です。
つまり、准教授からは教授免許なので、名目上は教える側に回れるんですね。
(実際は、まだまだ修行の身ですよ。)
 
ですから、この先続く、四級家元教授⇒三級家元教授・・・となると、許状がうんっと高額になっていきます。
 
でも、1つ昇給するのに、3~5年はかかるので、先生は「積み立てと思って、とって置いてね~」と言ってます。
 
ここまでくれば、もうゆっくりでいいか~という感じで、私は、週2回ぐらい通っています。

 
 

おけいこ始め・必ず必要なものはこれだけ!

 

 
おけいこ始めに、必要なものは、まずは2つだけですよ。
 
花ばさみ花袋です。
 
ただ、生け花は、活けた後の花を、新聞紙にくるんで花袋に入れて持って帰るので、帰ってから活けられる器があったほうがいいです。
 
そうでないと、マグカップやグラスに挿すしかなくなります。
だから、うちの先生は、早めにくださるんですね。

 

花ばさみ

 

 
花バサミは、その名の通り花の茎や枝を切るためのハサミです。
体験レッスンでは、たいていの教室では貸してくれるでしょう。
 
松や梅など枝ものを切るのは、結構力がいるんですよ。
もう、「えい!」って感じです。
 
なので、花バサミは、普通のハサミよりかなり頑丈にできています。
 
上の画像は私の物ですが、他にも持つところがプラスチックでもっと大きいものもあります。
 
小学生の生徒さんなどは、プラスチック製のほうが使いやすいですよ。
 
ちなみに、私は左利きなので左利き用のハサミを使っているのですが、右利き用でも大丈夫な気がします。
(普通のハサミは、右利き用を左手で使いますからね。慣れてるんです。)
 
流派によって専用のハサミを使うよう指示があるかもしれませんが、私が通っている教室はなんでもOKです。
 
若い人が始めるときなど、先生は、
「お母さんが、昔お花を習っていたときのハサミがまだあったら、それでいいよ。」とおっしゃいます。
 
花ハサミは、金属製なので、かなり長持ちするのだとか。
 
費用は材質によりますが、2,500円ぐらいからです(小原流の場合)。
 
一番安価なものでも、十分しっかりしていのでよいと思いますよ。
見た目も、ほぼ同じだし。

 

↑これは、すごいリーズナブルですね。
お値段の割に、しっかりしてそう。レビューもよいです。
 

 
 
 
 
 

花袋

 

 
花袋というのは、活け終わった後の濡れた花を、持って帰るときに入れるナイロン製の袋です。
 
生け花は、背高くいけることが多いので、袋も長細い形です。
 
計ってみたところ、長さ65cmで幅が25cmぐらいでした。
 
写真は、真ん中で折り曲げています。パステルカラーのきれいな色にフラワー柄といった、かわいらしいものが多いですよ。
 
私のは水色にスズランで、体験後の入会特典で、先生にもらいました。
5種類ぐらいの中から選ばせてもらいましたよ。
 
私は、普段バッグは無地の地味なものしか持たないのですが、花を入れるとなるとこれぐらい華やかなほうがいいなと思っています。
 
もちろん、黒一色とか黒地に白ドットなどのシックなものもあります。
 
1,000円前後です。
 
こんな感じのが、ありました。↓

 

あったほうが便利な物

 
すぐには必要ないけれど、習っていくうちに、持っていたほうがいいなと思うものがあります。
 
それは、家で活けなおすときのお花専用の器(花器)花留めです。

 

花器

 

 
花器は、なげいれ花をいける縦長の花瓶と、花を剣山に差していける浅くて広い水盤があります。
 
それぞれ大きさや形、色、材質のバリエーションが幅広いので、選ぶ楽しみがありますよ。

 

花留め

 
花留めは、いわゆる剣山七宝などです。
 
浅い水盤に花を活けるときに、差して留める器具です。

 


こちらは私の剣山第一号です。
全面に鋭い針がついていて、そこに差して留めます。
 
他に、楕円や長方形、扇形や菱形のものもありますよ。
かなり重くて刺すとめっちゃ痛いので、取り扱い注意です。

 

 ↑
これは1,000円ぐらいですが、400円ぐらいからあります。
ゴム無しタイプもありますが、ゴム付きのほうが滑らないし、器を傷つける心配がないのでおススメですよ。
 
七宝や亀甲など吉兆モチーフを形どった花留めもあります。
そういうのは、剣山のように針でバシッと留めない形なので、上級者が使うことが多いです。(小原流の場合)
 
その他には、細い茎を束ねるときに便利な緑色のマスキングテープやワイヤーなど、小さな道具類などがあります。
 
教室に置いてあるので、私はお借りしてます。

 

おわりに

 

 
生け花教室に通うときの費用と必要な物について、お伝えしました。
 
生け花や茶道は伝統文化なので、敷居が高いと思われがちですが、今は、普通のお稽古と同じようになってきています。
 
華道のルーツは飛鳥時代、「池坊」ができたのは室町時代という伝統文化です。
花を活けてみたいなと思う方は、是非、考えてみてくださいね。
 
個人的には、こういう雑誌に載っていて、できれば、教室HPのあるところをおススメします。↓


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