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2023年の「十二支」は「卯」(うさぎ)ですね。
そして、「干支」は「癸卯(みずのと・う)」となります。
十二支(じゅうにし)と干支(えと)は、混乱しそうになるので、あとでその違いをくわしくお伝えしますね。
卯年はぴょんぴょん飛び跳ねるうさぎにちなんで飛躍の年といわれます。
干支の意味
十二支は古代中国で生まれたとされています。
もともとは、年や時間・方角を表していた「記号」だったのですが、それを庶民にもわかりやすく広めるために「動物」で表したのがはじまりとのこと。
ですから、干支の漢字は「兎」ではなくて「卯」という中国の文字で表されているのでした。
「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」←中国の文字
「鼠・牛・虎・兎・龍・蛇・馬・羊・猿・鶏・犬・猪」←日本の文字
干支は日本や中国だけでなく、実はインドやチベットなど広くアジアの国々にもあります。
また、国によって少しずつと違う動物になっていることがあって、なかなかおもしろいです。
「猫」や「クマ」が十二支に入っている国も、あるそうですよ。
これらの「十二支」と、「十干」(じっかん)とよばれる記号を組み合わせたものが「干支」で、全部で60通りの年回りがあります。
そしてすべての「干支」を一回りした年のことを「還暦」といいます。
2023年の干支は「癸卯(みずのと・う)」です。
「十干(じっかん)」は、こうなります。
「甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)」
十二支は、それぞれが季節の移り変わりや植物の成長の時期を意味しています。
十二支の中で4番目に位置する「卯年」は「寅年」の後にきますね。
「卯年」は、落ち着きがあり優しいうさぎの性質から家内安全、また、ぴょんぴょんと軽快に跳躍する様子から飛躍、向上の象徴とされます。
暗かった世の中に灯りがともるような飛躍の年になってほしいものですね。
一方、十干の「癸(みずのと)」は、陰陽五行説では五行の「陰の水」を表わしており、日本では「みずのと(水の弟)」ともいわれます。
優しく降り注ぐ「雨」「露」、大地を潤す恵の雨にたとえられます。水は生命にとってなくてはならないもの、このことから癸の人は包容力のある優しくあたたかい性質の人とされます。
干支で縁起かつぎ
だんだん寒くなってきてお正月が近づくと、十二支の置物などがお店に並ぶようになりますね。昔から十二支は、無病息災、厄除けなどの縁起物とされてきました。
生まれ年の十二支の小物を身に付けてお守りにする風習もあります。
また、その年の干支の置物を飾ったり身につけたりすることで、家内安全・商売繁盛などのご利益があるともいわれます。
「卯」はその跳躍力でなんなく4番目の干支に!
十二支の順番は、いくつかの言い伝えがあります。
一番よく知られているのが「にほん昔話」にもなっている「十二支のはじまり」の話でしょう。
うさぎの登場は、3:40ぐらいです。
ウシのように大晦日の晩から歩き続けなくても、朝起きてぴょんぴょんダッシュで余裕でした(^_-)-☆↓
「卯年」生まれの人の特徴
卯年生まれの人は、どのような性質をしているのでしょう?
卯年生まれは、繊細で上品、優雅な雰囲気の人が多いといわれます。控えめで争いごとを好まない平和主義者で、落ち着いた環境を好みます。
そういう控えめで誠実な性格が周りの人とうまくかみあうと、組織の調停役として一目置かれる存在になります。
一方、気分屋で傷つきやすい内向的な一面があり、警戒心が強い表面的な付き合いをする人と思われる場合もあります。また、要領がよいので、損得かんじょうで行動すると思われやすい面があります。
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「十二支」の順番とそれぞれの性格の特徴
まとめ
★「十二支(じゅうにし)」と「十干(じっかん)」を組み合わせたものを「干支(えと)」という
★2023の十二支は「卯」・干支は「癸卯」
★その年の十二支、または自分の生まれた十二支の生き物の小物を身につけると縁起がよい