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こんにちは。
 
 
盆栽には、切り花や園芸とはまた違う魅力がありますね~。私はなんだか「雅(みやび)」を感じますよ。
 
 
盆栽の良いところは、自然の中の樹木の姿を、そのまま鉢の中で鑑賞できるというところです。生け花も同じように自然に見立てることがありますが、植物が成長することはありません。
 
 
ところで、何かを始めるには、道具が必要ですね。
でも、盆栽を始めるのに、専用の道具は、実はそんなに必要ありません。ジョウロなどは、始めは家にあるもので十分です。
 
 
専用道具を揃えると、やる気が出て楽しくなるとは思いますが・・・。
 
 
今回は、盆栽を始めるときに必要な道具について、お話しします。

 
 

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必要な道具を揃えよう

 
まず、盆栽初心者が、始めに揃えておくとよい道具類を紹介します。
 
 
盆栽ハサミやピンセットは、こちらのようなものです。(特に、必要ありませんよ。)
 
 
形や値段など、ご参考になればうれしいです♪
    ↓


 
初心者用盆栽デビューセット
 
 

1.盆栽バサミ(剪定バサミ)

 
 
枝・葉・根を剪定するために使うハサミです。丈夫な華道用のハサミなどで代用できます。
 
 
でも、専用のハサミは切れ味が鋭いので、枝を切るとき小さな力で切れますし、切り口からばい菌が入りにくいです。
 
 

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2.ピンセット

 
ピンセットは、除草や虫を取るときにとても役に立ちます。
 
 
ヘラ付きのものは、こて代わりにもなるので便利です。でも、始めはなくても大丈夫です。

ジョウロ

大きめではす口の目が細かいものがおすすめです。
園芸用の安価なものや、100円ショップの物でもOKです。

 
 

3.肥料

 
発酵済みの油かすの玉肥を与えます。
 
 
水やりを続けると、土の中の養分が流れて失われるので、その不足分を肥料で補うのです。
 
 
肥料は3月~11月の間、1カ月に1度交換します。

 
 

4.殺菌殺虫剤

 
市販されているスプレータイプのものが、手間がかからず便利です。
 
 
盆栽の選び方とおすすめは、こちらで説明しています♪↓


 

基本の手入れ

 

1.水やり

 
盆栽は鉢が小さいので、乾燥には特に注意が必要です。
 
 
表面の土が乾燥していたら水をやります。
 
 
やるときは、鉢の排水口から水が流れ出るまで、たっぷりと与えてあげてくださいね。
 
 
水やりの回数は、基本的に朝1または、朝夕2回です。(地方によって気候が異なるので変わります。)
 
 
冬は種類によって数日に1回でもよいですし、夏は1日3回ほど与えたほうがよい場合もあります。地域や気温によって柔軟に対応したいです。
 
 
朝の水やりは、どんな場合も欠かさないようにしましょう。

 
 

2.肥料の与え方

 
小さな鉢で樹木を育てていると、土の栄養分が不足してきます。
 
 
植物は栄養が足りなくなると、葉の色が薄く黄変したり花が咲かなくなって弱るので、定期的に肥料を与える必要がありますすよ。
 
 
肥料は4月~12月の間だけ、1カ月に1度交換します。
 
 
冬場は、樹木が休眠していて、与えるとかえって負担になるため与えません。

 
 

3.植え替え

 
 
水やりのときに、鉢に水がしみこみにくくなったら、一回り大きな鉢に植え替える時期です。
 
 
このとき、鉢の中では根が詰まってしまい、多くの土の粒がつぶれています。根から水分や養分を吸収しにくい状態になっているのです。
 
 
植え替えのタイミングは、樹の種類によって異なりますが、一般には春か秋に行います。

 
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4.置き場所

 
盆栽は基本的に屋外で育てます。
 
 
そして、気をつけたいのは、日当たり・風通し・気温です。
 
 
1日数時間は、日が当たる、強風の吹かない場所で管理しましょう。ただし、西日は避けます。
 
 
また、鉢は地面やコンクリートの上に直接置かず、棚や箱の上に間を空けて置きます。
 
 
小さな鉢は風で落ちないように、ひもなどで縛って固定しておくと安心ですよ。
 
 
夏場は強い日差しを避け、日よけをしましょう。
冬の鉢が凍ってしまうほど寒い日は、室内へ取り込みます。

 

室内で飾る場合

 
室内で観賞する場合は、2~3日(夏は2日まで)が限界です。
(盆栽の扱いに慣れている人は、その限りではありません。)
 
 
日当たりのよい棚の上や玄関先などに、飾るのがおすすめです。身近な場所に植物があるととても癒されますね。
 
 
室内に置いている間は、エアコンの風が直接当たらないように、また、乾燥しないように気をつけましょう。

 
 

5.枝の剪定

 
成長に伴って余分な枝を切っていく枝の剪定は、盆栽らしい作業ですね。
 
 
樹木の種類によって、また、作りたい樹形によって、整理する枝は変わります。
 
 
基本的に、木は切られたところが弱ります。ですから、ハサミは消毒したものを使い、太い枝を切るときは切り口が焼けこんだりしないように癒合剤を塗ります。
 
 
バランスを考えながら細い枝を切っていくとよいでしょう。

 
 

6.花がら摘み

 
花の咲く種類の木は、花が咲き終わったらこまめに花がらを摘み取ります。
 
新しい花がつきやすくなり、病気や虫の予防にもなりますよ。

 
 
盆栽とはどういうものか、こちらの記事も合わせてどうぞ♪↓


 

まとめ


盆栽を始めるときに必要な物
 
● 剪定ハサミ
● ピンセット
● ジョウロ
● 肥料
● 殺虫剤
 
 
主な手入れ・注意すること
 
● 水やり
● 肥料の与え方
● 植え替え
● 置き場所
● 枝の剪定
● 花がら摘み

 
 
その他の盆栽の記事は、こちらです。ご一緒にどうぞ(*’▽’)
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