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天皇の即位礼正殿の儀にともない、天皇家に注目が集まっています。天皇家といえば、日本のなりたちに深~くかかわる一家ですね。
 
 
戦後、「日本神話」は義務教育から抹殺されてしまいました。祖国・日本のなりたちについて、そろそろきちんと知っておきたいと思いませんか?
 
 
日本のなりたちは、ギリシャ神話のような神話の時代から始まります。
 
 
「古事記」「日本書紀」の2つの文献の中にそのことが書かれていますよ。
 
 
この2つは読み比べるとすごくおもしろいのですが、どちらかというと物語性の高い「古事記」のほうが親しみやすいです。
 
 
でも、日本の神様は名前がすごくややこしく読みづらいので、悲しいことに漢字が苦手な私は読めないしなかなか覚えられません。
 
 
なので、これから有名なエピソードだけピックアップしてお伝えしていこうと思います。
 
 
まず最初ははじまりのはじまり、イザナギ・イザナミ以前の世界についてです。
 
 
イザナギ・イザナミがはじまりではないんですね。

 
 

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「古事記」は超三部作

 

 
まず、「古事記」の全体像ですが、「古事記」は超大作で、3部構成になっています。
 
 
(1)天地創成~天孫降臨(神々の世界)
(2)神武天皇~応神天皇(初代~15代天皇)
(3)仁徳天皇~推古天皇(16代~33代天皇)

 
 
(1)が一番ボリュームが大きく、まさに神話の世界、神々の話です。
 
 
そして、その神様の末裔が「天皇」という位置づけで、(2)(3)は人間中心の話、つまり、ここから「古代史」の世界に近づいていきます。
 
 
最後の推古天皇は摂政が厩戸皇子(聖徳太子)と日本史でもよく知られている飛鳥時代の天皇ですね。
 
 
一般に「古事記」のエピソードというと、(1)(2)の神様や英雄の話がよく取り上げられます。

 
 

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「古事記」の世界観~世界は3つに分かれている

 

 
「古事記」の世界は、現代人のような地球にへばりついた平面のものではなく、天から地底に垂直につながっている世界です。
 
 
上から順に、天上の「高天原(タカマガハラ)」、私たちがいる地上の「葦原の中つ国(アシハラノナカツクニ)」、そして、地底の「黄泉の国(ヨミノクニ)」の3つに分かれています。
 
 
他にも「海原」とか「常世の国」とか、「え? そんな場所もあったんだ」とい場所がちらほら出てくるのですが、ややこしくなるのでとりあえずスルーしましょう。

 
 

はじまりの神々は「高天原」にいた

 
 
「古事記」のはじめは「序文」として「古事記」のなりたちについての説明があります。
 
 
そして、
「神々の出現」
「オノゴロ島の誕生」
「イザナギイザナミの結婚」

 
 
と続きます。
 
 
はじまりのとき、この世界は「混沌」としたものでした。
 
 
それがしだいに1つの塊にまとまり、それが2つに別れました。
 
 
そのひとつが「天」となり、ひとつが「地」となります。
 
 
それから、「自然発生的」に神々が誕生しました。
 
 
「それ、どういう仕組み?」と思いますが、あくまで「神話」なのでつっこみは無しです。(._.)
 
 
もやっとしたカオスの中からなんとなく「天」と「地」ができて、なんとなく「神さま」たちが誕生したということなのでした。

 
 

◆はじめの神様は「別天つ神」

 

 
カオスの中から生まれたはじめの神様は5柱いました。
 
 
神様は5人でも5つでもなく、「柱(はしら)」と数えます。
 
 
その5柱は、名前はややこしいので覚える必要ないです。まるっと合わせて「別天つ神(コトアマツカミ)」と知っていれば大丈夫。
 
 
その5柱の中でも3柱を「道化三神」と呼びますが、そんなに重要でないので知らなくても問題ないです。
 
 
そしてこのはじめの5柱は、性別がなく姿形すらおぼろげなぼんやりした存在でした。

 
 

◆次世代は性別ありの5ペア「神代七世」

 

 
「別天つ神(コトアマツカミ)」の5柱の後、2神5組の神様が次々に誕生しました。
 
 
次世代の神様は性別があってすでに男女ペアになっています。
 
 
神さまもだんだん進化してたんですね……。
 
 
それらのペア神たちを「神代七世(カミヨナナヨ)」と呼びます。
 
 
そしてそして・・・
 
 
その「神代七世」の末っ子ペアが、ご存知イザナギ・イザナミなのでした。
 
 
だから、イザナギ・イザナミは、はじめからカップルだったんですね♪
 
 
イザナギが男神、イザナミが女神です。

 
 

◆イザナギ・イザナミ「中つ国」へ派遣される

 

 
「神代七世」の末っ子ペア・イザナギとイザナミに神々から指令が下ります。
 
 
「この天の沼矛でいまだただっている国土を治めよ」
 
 
イザナギとイザナミは長い矛のようなもので天(高天原)から下の沼地をぐるぐるとかき回しました。
 
 
こうしてオノゴロ島という島ができ、イザナギ・イザナミはその島に降り立って立派な宮殿を建てました。
 
 
マイホームの完成ですね。
 
 
そうすると次は、そろそろ子どもでも……ってなる展開です。

 
 

まとめ

 

 

★世界のはじまりのはじまりは「混沌」だった
 
 
★世界は1つにまとまり、それが「天」と「地」の2つに分かれ、5柱の神さまが誕生。
 
 
★5ペアの男女神が誕生し、その末のペアがイザナミ・イザナミ。
 
 
★イザナギ・イザナギが地上(中つ国)のオノゴロ島に降り立ちこの地を治めた。

 
 
次回は、イザナギ・イザナミの「国生み」のお話です。「古事記」のエピソードの中でもかなり有名ですよ。
 
 
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