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春先から海水浴のシーズンが始まるまで、海辺は潮干狩りでにぎわいますね。
 
ちょうどゴールデンウィークの時期にあたるので、お子様連れで楽しむ方も多いですし、浜辺でのバーベキューにもぴったりの季節です。
 
しかし、貝について、気をつけなければならないことがあります。
毎年、ニュースでも流れますが、貝には「貝毒」という毒があるのです。
 
特に、近年、大阪の狩り場では、アサリに貝毒が確認され、昨年(2016年)は、潮干狩り場で採った貝を持ち帰ることは禁止されました。
 
参考:大阪府HP「2016年・麻痺性貝毒の発生状況」
 
毎年、潮干狩りシーズンの前には、潮干狩り場で貝毒が発生していないか検査が行われるので、潮干狩りに行く前に、必ずチェックしましょうね。(*^^*)
 
今回は、主にアサリなどの二枚貝に見られる「貝毒」について、説明します。

 

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貝毒とは


 
ご存知のように、アサリなどの二枚貝は、もともと毒のある貝ではありません。
 
アサリが、毒を持つプランクトンを食べると、それが体内の中腸線(肝すい臓)に蓄えられ、アサリが毒を持つのです。
 
そして、そのアサリを人間が食べると、食中毒を起こしてしまいます。
 
「貝毒」というのは、毒性のあるプランクトンを貝が食べることによって、起こるものなのですね。
 
ですから、毒性のあるプランクトンが体外に排出されると、毒も貝から排泄され、無毒になります。

 

種類


 
貝毒は、世界で5種類ほどあると知られています。
 
そのうち日本でみられる主な貝毒は、「麻酔性貝毒」「下痢性貝毒」です。
 
中でも、麻痺性貝毒はフグ毒にも匹敵するほどの強さで、重症になると生命にかかわる場合もあります。
 
貝の他に、イシガニなどプランクトンを食べる動物も、同じように毒化することがあるそうですよ。

 

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(1)麻酔性貝毒

 
麻酔性貝毒は、アサリ、ホタテなどの二枚貝を食べて発症します。
 
フグ毒による中毒と、症状がとてもよく似ています。
食後30分以内に異常を感じ、早い時には2時間以内で亡くなることもあります。
 
かなり怖ろしい毒ですね。(>_<) 筋肉が麻痺し、頭痛やめまい、吐き気を伴ったり、手足のしびれ、麻痺、呼吸困難を引き起こす神経性の食中毒です。   症状が軽いと、1~2日で回復しますが、重症の場合だと嘔吐や運動障害、言語障害、呼吸困難を引き起こし最悪では死に至ることがあります。   家庭料理程度の加熱処理では毒性は消えないので、もしも中毒症状が出たら、すぐに胃の中の物を吐き出し、救急車を呼びましょう。

 

(2)下痢性貝毒

 
下痢性貝毒も、アサリ、ホタテ、ムール貝、ホッキ貝など二枚貝で発症します。
 
食中毒の症状は、嘔吐、下痢、腹痛を伴う急性の胃腸炎です。
こちらも、家庭料理程度の加熱処理では、毒性は消えません。
 
しかし、通常食べる量では、死に至ることはないでしょう。
たいてい、3日以内には治ります。

 

貝毒に治療薬はない!


 
特に、恐ろしい麻痺性貝毒は、北海道から九州までの広範囲でみられ、アサリやホタテ、ムラサキイガイなどで、毎年のように発生しています。
 
しかし、毒化した貝は、出荷規制されていて市販されることはないので、実際には、貝毒による食中毒事件は、ほとんど起こっていません。
 
つまり、普通にお店で買ったアサリに、毒が含まれていることは、まずないということですね。よかったです。(*^_^*)
 
貝毒は中腸腺(肝すい臓)にたまるため、この部分を取り除いた貝を販売している地方もあります。
 
貝毒が怖いのは、治療薬がないところです。
 
食中毒になってしまったら、水分補給で毒が体内から出て行くのを待つか、病院で胃を洗浄してもらったり、人工呼吸をしてもらって症状をおさめるしかありません。
 
毒を体内に入れないことが、なによりも大切と分かりますね。

 

大切なのは情報の確認


 
貝毒の食中毒を防ぐには、まず第一に、潮干狩り場の情報を知ることが大切です。
 
貝毒は3月から6月にかけて確認されることが多いため、地方自治体や潮干狩り場が、公式サイト等で情報を公開しています。
 
例えば、昨年は、兵庫県の潮干狩り場は大丈夫でしたが、大阪の潮干狩り場では、貝毒が確認されました。
 
大阪の潮干狩り場では、採ったアサリを、持ち帰り用に他の地方の無毒で安全なアサリと交換してくれるなどの、対応策がとられました。
 
治療方法が対処療法しかない貝毒は、なによりもかからないことが大切なので、潮干狩りの前には必ず貝毒の情報を確認しましょう。(*^^*)

 
 
2017大阪のおすすめ潮干狩り場はこちらです。↓


 
2017兵庫県のおすすめの潮干狩り場はこちらです。↓

 
 

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