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「だ~るまさんが、こ~ろんだ♪」
 
子供の遊び、鬼ごっこの一種にも登場する「だるまさん」。
今では、こういう遊びはあまりしないかもしれませんが、このフレーズは現代の子供たちもよく知っています。
 
日本には、昔からいろいろな「縁起物」が存在します。
たとえば、こちらの「招き猫」もそうです。↓

 


 
今回は、日本の縁起物の一つ、「だるま」についてお話します。
 

だるまの由来

 
だるまは、中国の「達磨大使(だるまたいし)」に由来します。
達磨大使はインドのタミル系パッラヴァ朝の第三王子として生まれました。
中国で「禅宗」を開いた人です。
禅宗は、日本には室町時代に中国から伝わりました。
 
達磨大使は、9年間壁に向かって座禅をし続けたため、手足が壊死し、なくなったといわれます。それで、だるまさんには手足がないのです。
 
一方、日本には古来より「起き上がりこぼし」という置物がありました。
これは、底におもりをつけて、何回倒しても起き上がっているという物です。「七転八起」の意味のある縁起物でした。
 
※ いつしか、その「起き上がりこぼし」と「達磨」が融合して、縁起物としての「だるま」が出来上がりました。
 
日本古来の風習に外来文化を融合させ、アレンジ作品を作り出すのは、日本人の得意とするところです。
 
だるまは、家内安全・無病息災の他に必勝祈願の縁起物とされています。
 
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だるまの流行

 
だるまが一般に縁起物として流行したのは、江戸時代です。
 
当時、江戸では疱瘡が流行り(日本では、古代から定期的に疱瘡の大流行がありました。)、疱瘡にかからないための魔除けとして、だるまを飾るようになったのです。疱瘡とは天然痘のことです。当時の致死率は40~50%といわれます。
 
だるまの産地として知られる群馬県高崎市では、「天明の大飢饉」(1780年代)の際、苦しむ農民たちを救済するためにある僧侶が江戸で見たこの疱瘡除けのだるまを参考に張り子のだるまを作るよう指導しました。
 
それが、現在だるまの全生産量の約80%を占めている「高崎(上州)だるま」の発祥です。

だるまの顔

だるまの顔には、いくつかの特徴があります。
目と眉、ひげがポイントです。

眉とひげ

達磨大使は、9年間座禅を組み続けたため、その間、ひげは伸ばしっぱなしでした。ですから、だるまは必ず「ひげ面」です。
「願掛けだるま」の場合、だるまの眉は「鶴」、ヒゲは「亀」を表します。

 

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達磨大使は座禅を組んで修行をしている間、眠ってしまわないように、まぶたを切り落としたそうです。(;・∀・)ヒェー;
だるまの目が大きく目を見開かれているのは、そのためです。
 
始めから目が入っているものは「縁起だるま」、目が入っていない物は「願掛けだるま」といわれます。
 
「願掛けだるま」自分で願掛けをするために目が入っていないのです。
「願(がん)」は「眼(がん)」につうじます。
「願掛けだるま」は「縁起だるま」よりずっと後になって考えだされたものです。
 
彫師が仏像を作るとき、最後に目を入れたときに、仏像に魂が入れ込むといわれます。それと同じように、だるまに目を入れる事は魂を入れ込むということと考えられました。
 
祈願すると「決めた時」、または「一年の始め」に心を込めてお祈りし、まず片目だけを入れます。そして、願いが達成できたり、一間無事に過ごせた年末に、 もう片方の目を入れるのです。
 
だるまの目の入れ方というのは地域によって、最初どちらを入れるのかが違うようです。
 
一般的には、左目を先にいれ、願いが叶ったら右目を入れるとされます。
これは陰陽五行説による考えで、「左が陽」・「右が陰」とされるためです。

だるまの色

一般的なだるまの色は「赤色」です。
この色の由来は所説あります。
 
まず、仏教のしきたりで、高位の僧侶は「緋色」の法衣をまとったからという説があります。達磨大使が着ていたであろう赤い衣の色ということですね。
 
また、日本では、もともと「赤色」には魔除けの力があるという考え方がありました。タイやエビ、小豆のような「赤い」食べ物を縁起物としてお祝いの席で食べたり、神社や鳥居を赤く塗る慣習があります。
 
様々な意味からこの「赤」という色が、もっとも縁起物として相応しいと考えられました。

いろいろな色のだるま

高崎だるま(上州だるま)は赤色だけでなく、赤色を入れて10種類以上の色があります。
それぞれ祈願によって、使い分けられているようですよ。

 


 

高さ6cmのミニだるまさん。
かわいいです♪
こちらによると、それぞれこのような↓ご利益があるようです。
 
赤:家内安全
白:合格・学力向上・長寿・延寿・護身・子授安産祈願
黄:金運・財運・富貴・富裕・富豪・名声・名誉・幸運
緑:健康・運動・スポーツ上達
青:立身出世・独立・就職・昇進・昇給
橙:会社、商店、一家の代々繁栄・大きな夢・願望の実現
桃:恋の導き・良縁・結婚・ダイエット・若返り・美白
紫:高貴人・個性発揮・人間関係円滑・精神安定
黒:厄払い・天災回避・黒髪・不苦労・黒字必達
金:優勝・必勝祈願大会・部活入賞祈願・巨富構築
銀:性格変身・現状打破・改革推進・品格身上
茶:人間関係・信頼・独立

<引用元:画像の「和敬清寂」高崎だるま>
 
「願いを込めて選ぶもよし、好きな色を選ぶもよし♪」
そのとおりですね(*^▽^*)

 

 

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