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先日、帰りの電車で居眠りした高校生の娘が、車内にスマホを忘れて降りてしまったことがありました。
 
でも、そのスマホ、すんなり戻ってきたんですよ。
 
そのときに、普通の日本人って凄いなーと思ったことを、今日はお伝えします。

 

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居眠りして飛び起き、スマホを忘れてしまった

 

 
GWが終わって夏休みまでの間、学校では行事が重なり疲れがたまるようです。
 
そんなとき、娘は快速電車ではなく各駅停車に乗って、ゆっくり帰るそうなんですね。快速と時間にして10分ちょっとしか変わらなく、空いていて座れるそうなので、それに乗ってうつらうつら眠っていたそうです。
 
「女子高生が本気で居眠りって、ヤバいんじゃないの?」とか、母は少し心配してしまいますが、のんきな娘なのでした。
 
電車で居眠りしているときって、なぜか自分の降りる駅に着くと、はっと目が覚めたりしませんか?
 
あれ、面白いですね。
 
娘もそんな感じで、「あっ!」と飛び起きて降りたところ、寝る前に手にしていたスマホのことを、すっかり忘れていたのでした。

 

忘れたスマホに電話をかけたらつながった!?

 

 
そして、駅から家まで近いので、すぐに帰って私に報告!
 
「ええ~~~!?」
 
でも、まあ、こういうこともあるでしょう。
 
もともと、失くし物など滅多にしない慎重な娘ですし、私は基本、「失敗は学べるチャンス!」と思っているので、こういうときには注意はするけど怒りません。(私がよく母親に八つ当たりされてたので、気分で怒るのイヤなんですよ)
 
 
と、とにかく、問題を解決しようということで、
まだ、そんなに時間は経ってないはず、ということは車内にある確率が高い・・・!
 
しょぼんとしている娘を横目に、とりあえず、私は娘のスマホに電話しました。
 
そしたら、
そしたら、ですよ。
 
電話がつながり、「もしもし」と、聞きなれないおじさまの声が!
 
「あの、すみません、このスマホ、私の娘のもので、電車の中に忘れてしまったようなんですが・・・」
 
「ああ、そう。近くの席に落ちてたから出たんやけど。どうしようかな。」
と、なぞの紳士・・・
 
そして、
「もうすぐ〇〇駅やから、そこの改札で駅員に渡しとこか?」
と言ってくださったのでした。
 
兵庫県まで行ってた~っ!
 
「ありがとうございます! たいへん助かります。」
感謝です。
 
というわけで、あっさり見つかったのでした。
 
しばらく後に、〇〇駅に電話してそういった届け物が届いているか確認したところ、そのおじさまが、きちんと届けてくれていました。
 
最後は娘が自分で対処すべきと思い、「明日の夕方、本人に取りに行かせます」と伝えました。翌日、学校帰りに駅に取りに寄って、一件落着です。
 
貴重品を失くしたときの対処の仕方を、これで娘も学べたので、まあいい経験だったかなと思います。スムーズに戻ってきたから、言えるんですけどね。
 
戻ってこなかったら、そんな場合の対処法と、世の中いい人ばかりじゃないよということを学べるけれど、ちと厄介ですものね。

 

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スマホも鍵も戻って来る国・日本

 

 
私はものすごい慎重派なので、生まれてこのかた、財布や鍵、スマホなど貴重品を失くした記憶がないのです。ですから、こういう体験は初めてぐらいです。
 
ちなみに、うちのバカ旦那は、たまにやります。(笑)
 
出張で行った岡山の居酒屋でスマホを忘れて帰ったときは、お店の人が着払いで届けてくれて、地元のお祭りで家の鍵を失くしたときは、どなたかが運営事務局に届けてくれていたそうです。
 
たまたま行った地方のお店の人が、着払いでわざわざ送ってくれるなんて、すごい善意ですよ。めんどくさいことを、さらりと当然のようにしてくださるのです。
 
夫の場合は、全部本人が対処していますが、今回、娘が失くしたので初めて私が対応したんですね。それで、すごーく実感したのです。
 
日本人ってすごいって!!!
 
それは、世界基準で考えると、まさしく、神対応! 神の国です。
 
学校で「道徳」の授業は数十年にわたって崩壊中なのに、この民度の高さは驚異的です。震災のときに、世界から称賛されたのも、納得です。
 
もちろん、そんないい人ばかりではないというのは、分かってます。
特に、年頃の女の子は、用心、用心ですよ!
 
でもね、先進国の都市の中で、これだけ安全というのは珍しいと思います。
それは、家庭の躾の中で育まれるものなのか、それとも、日本社会という文化の中で自然に身につくものなのか・・・
 
困っている人の気持ちを想って行動できるのがスタンダードというのは、素晴らしいことです。
  
それは、やはり昔からの「おたがいさま」の意識なのだろうと思います。

 

「おたがいさま」の精神を忘れないように・・・

 

 
最近の日本は「クレーム社会」といわれます。
 
電車が遅れて駅員さんに八つ当たりする人、ちょっとしたことで店員に怒鳴りつける人、ネットで匿名で人を批判しまくる人・・・
 
クレーマーの問題は、ギスギスしたせわしない社会の投影のように感じます。
 
イライラしたとき、ゆっくり深呼吸して、すぐそばにいる人に感謝できる心を持ちたいです。優しい気持ちに触れると、優しさが伝染するように思えますから。
 
つまり、まずは「私が」周りの人に優しくすればよいってことですね。
そうすれば、周りの人を、ほんわかした気分にできるかもしれません。
 
 
駅にスマホを届けてくださった方には、本当に感謝しています。
彼にはなんの見返りもないのに、改札に届けて経緯を話してくれていました。
 
ほんの数分のやり取りだったので、その方のお名前も聞けませんでした。
改めてお礼をとも思ったのですが、会社員の方のようなので、お忙しいかな、個人情報を聞くと疑っているみたいでお気に障るかななど、うじうじと考えてしまって、そのままにしてしまったのでした。
 
 
せめて、今度、誰かが困っているときに私が居合わせたら、同じように私にできることをしようと思いました。
 
 
・・・おたがいさまですから。

 
 

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