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幼稚園に通っているとき、みんなでティッシュペーパーを使って「てるてる坊主」を作ったのを、なぜか今も覚えています。
 
クラスみんなが1人1つずつ作ったので、たくさん吊り下げることになり、印象的だったのでしょうね。
 
最近の子供は、作ったりするのかな?
 
「てるてる坊主」は、次の日に「晴れ」になるようにと願いを込めて、軒先などに吊り下げる手作りの人形です。
 
ですから、楽しみにしている行事や旅行の前日に作ることが多いですね。
 
大人になると、そういう発想は、なかなか出てきません。
今、考えると、あの吊り下げる形は首吊りにしか見えなくて、「ホラーか?」と思ってしまいます。
 
首にひもをかけて吊るすのは、昔の人はNGじゃなかったのかな?
 
「てるてる坊主」は、童謡もあります。
ほのぼのした雰囲気で、普通は幼稚園などで1番だけ習います。
 
でも、実は、あの歌、3番の歌詞がかなり怖いんですよ。
1:30当たりをどうぞ。

    ↓↓↓

 
「てるてる坊主てる坊主 あ~した天気にしておくれ~♪」
 
「てるてる坊主」は、いつ頃からおまじないとして作られたのだと思いますか?

 

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てるてる坊主

 
てるてる坊主は、名前に「坊主」がついているから、日本のお寺が起源なのかなと思っていました。
 
でも、元は中国の風習が持ち込まれたものだったのです。
 
てるてる坊主は、中国の「掃晴娘(さおちんにゃん)」という娘の伝説に由来するもので、日本には江戸時代に伝わったのだそうですよ。
 
掃晴娘は箒を持った女の子を模した紙人形です。中国では、彼女の人形が、ほうきで雨雲を掃いてくれると信じられていました。
 
その掃晴娘の伝承は、こんな話です。

 

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昔々のある年の6月に、中国の北京は、これまでにない大雨に見舞われます。
 
雨はいつまでもいつまでも降り続き、止む気配はありませんでした。
 
大雨を降らせた「東海龍王」は、北京城内を雨水であふれさせ、人々を苦しめます。
 
そんなある夜、晴娘(ちんにゃん)という娘が、天に向かって祈りました。
 
「この雨が、一刻も早くやみますように・・・!」
 
すると、突然空からお告げがあったのです。
 
「晴娘よ、東海龍王の太子の妃になれ。もしも従わなければ、北京を水没させるぞ。」
 
その声を聴いた晴娘は、答えました。
 
「命に従って天に上ります。ですから、どうか雨をやませてください。」
 
掃晴娘
その瞬間、突風が吹き、晴娘の姿は消えました。
 
そして雨はピタリと止み、久しぶりに北京の街に、晴れ間が見えたのです。
 
それ以来、人々は雨をやませるために犠牲になった晴娘を祀り、長雨のときには、紙で作った人形を、門にかけるようになったのだそうです。
 

 

日本では、天気の回復を祈願するのは、僧侶の役目だったので、日本にこの伝説が入ってきたとき、「少女→僧侶」にアレンジされたのでした。
 
僧侶のほうが、確かに効力がありそうですし、つるんつるんの頭からも「坊主」のほうが相応しい感じがしますね。

 

てるてる坊主を逆さにする意味はあるのか

 
てるてる坊主は「晴れを願う」ために作ります。
 
それを逆さにすると、理屈上「雨乞い」へと変わりますね。
 
ですから、「明日は雨になってほしい!」と願うときは、てるてる坊主を逆さにするとよいと考える人もいます。
 
逆さにしたてるてる坊主は「雨雨坊主」、または「降れ降れ坊主」と呼び方も変わるのだそうですよ。おもしろいですね。
 
もちろん、こちらも科学的に効果が証明されたことはありません!
あくまで気持ちの問題であり、おまじないや願掛けのようなものです。
 
でも、小さなお子さんと晴れを願ったり、雨を願ったりするとき、一緒に「てるてる坊主」を作ると、素敵な思い出ができそうですね。
 
子供は、こういうことを、よく覚えていますよ。
 
 

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