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小川のせせらぎにふわりと光る蛍の灯りは、日本の初夏の風物詩です。
蛍は、静かな山奥の自然の中で見られることが多いですね。
 
キラキラした夏ではなく、
ワイワイ大勢ではしゃぐ夏でもない、
蛍の光を楽しみながら静かに夕涼みをする、
そんな夏が、私は好きなのです。(´・ω・)
 
蛍のほのかな光は、昔から人々を魅了してきました。
平安時代の『源氏物語』にも登場するし、江戸時代には、蛍の鑑賞が、庶民の楽しみの1つとなりました。
 
「大蛍 ゆらりゆらりと 通りけり」
これは、小林一茶の俳句です。
一茶らしい率直な表現ですね。(*’▽’)
   
また、有名な蛍の歌
「ほう、ほう、ほ~たる来い♪」
これも、江戸時代に生まれたものです。

 

 

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蛍が見られる時期

 

 
蛍の見ごろは、地方によって差がありますが、5月から6月の梅雨にかけての時期です。
 
この時期のじめっとしている水辺は、蚊がたくさんいます。
私は、ずっと前に万博公園(大阪・吹田)の蛍を見に行ったことがあるのですが、虫除けスプレーを持ってくればよかったと、心底思いましたよ。
 
なので、ほとんど風情を感じることはできませんでした。( ;∀;)
 
夜のお出かけは、ちょっと気合いが要りますが(私だけかな…)、蛍は毎日必ず見られるわけではありません。
 
蛍がよく見られる時間帯、天気というのがあるのです!
せっかく夕方から出かけたのに、蛍を見れなかったら残念ですよね。
「蛍まつり」に出かけるときは、お天気時間帯を確認してから出かけてくださいね。
 
蛍がたくさん舞う時間帯は、9時半から21時の間です。
そして、気温と湿度が高く風の強くない曇りの日が理想的です。 

 

蛍の寿命


 

蛍は、自分の居場所を知らせるときや、オスがメスに求愛行動をするときに発光します。幼虫から成虫になるまで1年以上かかりますが、成虫の寿命はとても短いです。
 
成虫の蛍の寿命は、1~2週間なのです。
 
そして、成虫になってから口にするのは、水だけです。
口が退化しているので、食べ物は一切摂ることはできないのです。
 
最期の1~2週間、子孫を残すためだけに生きるということですね。
そう思うと、蛍の光が、いっそう儚く感じられます。(._.)

 

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蛍の種類

日本で見られる蛍は、なんと40種類以上もいるそうですよ。
 
その中でも、よく知られていて、鑑賞されるのが、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルです。
 
ヒメボタルは、森の中などに棲んでいて、場所が特定しにくいので、蛍の鑑賞地は、主に、ゲンジボタルとヘイケボタルが見られる場所になります。
 
鑑賞時期は、ゲンジボタルが先で、少し遅れてヘイケボタルも見られるようになります。

 

(1)ゲンジボタル


 
体長15mm前後の、大きめの蛍です。
強い光でゆっくりと発光します。
 
源氏と平氏の源氏に由来するとも、『源氏物語』の主人公「光源氏」に由来するともいわれます。
 
ゲンジボタルは、河川など流水のある水のきれいな場所に生息します。
主に、本州・九州・四国地方ので見られます。
 
各地の「ほたる祭り」のほとんどで見られる代表的な蛍です。

 

(2)ヘイケボタル

 
体長8mm前後の、小さめの蛍です。
発光は弱めでチカチカと点滅するように光ります。
 
ヘイケボタルは、源平合戦の平氏が由来といわれます。
水田や湿原などに棲み、流水がなく多少水が汚れている場所でも生息できます。
沖縄以外の日本各地で見られます。

 

(3)ヒメホタル

体長7mm前後で、ヘイケボタルよも小さい蛍です。
 
ヒメボタルは水辺ではなく陸地で見られます。
おもに西日本の森林や草地に生息しています。
 
森の中などで、ひっそり暮らしているので、人目に触れることは少ないです。

 

おわりに


蛍は月明かりのあまりない、暖かい曇り空の夜に見るのがベストとわれます。
静かな清流の近くが多いので、いっそう幻想的な美しさを楽しめますね。
 
大阪も京都も鑑賞する場所がありますが、やはり風情を求めるなら京都が素敵です。哲学の道、鴨川、嵯峨野、宇治、貴船…、蛍を鑑賞できる場所も多いです。
 
電灯の少ない場所に行くときは、足元が危ないので、懐中電灯を用意しましょう。そして、できれば虫除けスプレーも持参をおススメします。(*’▽’)

 

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