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和菓子は洋菓子より健康的なので、おやつによいとよく聞きませんか?
 
私は、おはぎやどらやきのような手作り感のある和菓子が好きです。
 
きなことあんこの組み合わせが特に好きなので、「きなこのおはぎ最高!」と思ってます。
 
実は、あんこは砂糖を入れて甘くすると、割と高カロリーです。
 
洋菓子より体によいと言われるのは、動物性油脂の量が少ないからなのです。クッキーやケーキには、バターを使うことが多いですからね。
 
小豆は、東アジア原産のマメ科の植物です。
ですから、日本だけでなく、広くアジアで食べられています。
 
昔は中国から輸入していましたが、今では、数十種類もの小豆が、国内で作られているそうです。
 
そして、国内生産の80%以上は、北海道産、その中でも十勝産が高品質とされています。

 

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「赤」い豆には秘密の力が!


 
日本人と小豆の関わりは、とても古く、『古事記』や『日本書紀』に、すでにその名が登場しています。
 
小豆は中国から伝わったものですが、8世紀には日本で栽培されていました。
 
昔、日本では、「赤色」は火や血を象徴する「生命力の色」で、魔よけの力があると信じられていました。
 
現代人の色彩感覚では、小豆を見ても「赤」とは思いにくいですが、昔の人にとっては、十分赤い色だったのでしょうね。
 
「小豆」=「赤い豆」ということで、行事など大事な時期にこれを食べ、邪気を祓おう!と考えられたのです。
 
赤飯など、お祝いに「小豆」や「あんこ」を使った料理やお菓子が多いのは、この風習が残っているのですね。

 

江戸時代に庶民のお菓子になった

 
「あんこ」は、平安時代は、今のような甘いものではなく、肉まんのような物の中の具材を「あん」と呼んでいたそうです。
 
室町時代以降、「お菓子を食べる」という習慣が、日本で定着していきます。
そのわけは、「茶道」が広がったから、また、金平糖などの南蛮菓子が輸入されるようになったからといわれます。
 
そのころから、肉や野菜で作られていた「あん」が、甘い「あんこ」に変わっていきました。
 
江戸時代になると、食文化が多様化し、現代につながる「あんこ」を使った和菓子が、どんどん生まれました。このころから、庶民もあんこの和菓子を、おやつなどで食べられるようになったようです。(*’▽’)

 

ぜんざいとおしるこの東西での違い


 
東西で違う食文化の話です。
これは、本当にいろいろ知るとおもしろいです。
でもちょっと、今回はややこしいです。
 
それでは、まずは関東から・・・。
 
★関東のぜんざい➾汁なし・粒あん
★関東のおしるこ➾汁あり・こしあん・粒あん

(汁あり・こしあんを御前しるこ、
汁あり・粒あんを田舎しること区別することもある?)
 
一方、関西は・・・、
 
★関西のぜんざい➾汁あり・粒あん
★関西のおしると➾汁あり・こしあん

 
違いが分かるでしょうか?
 
●関東は、あんこの種類ではなく、ぜんざいが汁なし、おしるこが汁なしと「汁の有無」で区別しています。
 
●関西は、どちらも汁があって当然!ぜんざいは「粒あん」、おしるこは「こしあん」と、「あんこの種類」が違います。
 
汁なしのあんこがかかっている物は、くるみ餅みたいですね。
関西では「亀山」というとどこかに書いてありましたが、私は初めて聞きました。(・_・;)
 
他の地方は、どうなのでしょうか?
また、お餅も焼いたり焼かなかったり、白玉を入れたりといろいろあるようです。
いろいろ違いがあっておもしろいですね。(*’▽’)

 

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あんこの栄養と効果

(1)食物繊維で宿便とさようなら!

 
食物繊維は、第6の栄養素といわれます。
 
小豆には、血圧を下げる効果のある「水溶性植物繊維」と便通をよくする「不溶性食物繊維」の両方が含まれます。
 
便通をよくする作用があるので、便秘がちの人やお通じをよくしたいダイエット中の人におすすめですよ。

 

(2)良質なタンパク質を含む

 
小豆の主成分は炭水化物ですが、良質なたんぱく質も含んでいます。
 
たんぱく質を構成するアミノ酸のうち、人間が体内で作ることができないものを「必須アミノ酸」といいます。
小豆は、この必須アミノ酸を多く含みます。

 

(3)美容に効くビタミンB群

 
小豆は、ビタミンB群が豊富です。
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変え、B2、B6は皮膚の健康維持に必要です。
 
お肌の調子を整える成分なので、美肌効果が期待できます。

 

(4)ミネラルでむくみ解消

 
小豆のミネラルで特筆したいのは、カリウム鉄分です。
 
カリウムは、食塩に含まれるナトリウムの排出を促すので、高血圧やむくみの予防に効果的です。
 
鉄分は、貧血や冷え性を改善する働きがあります。

 

(5)抗酸化力抜群のポリフェノール

 
ポリフェノールは、赤ワインに多く含まれていることで有名です。
でも、実は、小豆には、赤ワインの1.5~2倍のポリフェノールが含まれているのです。
 
ポリフェノールは、ガンや市生活習慣病の原因になる、体内の活性酸素を除去する働きがあります。

 

(6)アントシアニンは目に効く!

 
小豆の赤い皮に含まれるアントシアニンは、ポリフェノールの1種で、視力回復効果があります。
 
小豆の紫色の皮の色です。
サツマイモの皮やブルーベリーにも含まれます。
 
小豆の皮から摂るので、こしあんより粒あんのほうがより栄養が残っているといわれます。

 

(7)サポニンで生活習慣病を予防

 
サポニンは、小豆にだけに含まれる成分で、とくに煮汁に多く含まれます。
 
サポニンは、優秀な成分で、コレステロールを抑制し、血液をサラサラに保ち、中性脂肪の値を下げる働きがあります。
高血圧を予防する効果や抗酸化作用もあります。
 
生活習慣病の予防に、とても効果的なのですね。

 

おわりに


 
小豆は、栄養価の高い食品ですが、和菓子として使う場合は、かなりお砂糖を加えます。
 
ダイエット中のちょっとしたおやつには、洋菓子よりは適していますが、食べ過ぎないようにしたいですね。
 
甘いあんこが苦手な人は、「あずき茶」を飲むのもよいと思います。
 
サポニンなど小豆の栄養を含みノンカフェインなので、妊婦さんにもおススメですよ。(*’▽’)

 

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