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一年の最後に食べるもの、それが「年越しそば」という人も多いでしょう。

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私も物心ついたころから、そのようにして育ってきているので、なんとなく食べなければ本当に年を越せないような気分になってしまします。

でも、なぜ「そば」なのでしょうね。「そば」というと、時代劇で「江戸っこ」がよく蕎麦屋で食べているイメージがあるのですが・・・。
確かに江戸時代に、広くひろまったようですよ。

年越しそばの4つの由来

年越しそばの由来は、いろいろ考えらえています。そのうち特に有力な4つを紹介します。

運気そば

鎌倉時代に博多の承天寺で、貧しくて年の瀬を越せない人々に「世直しそば」(そば餅)を配ったところ、その翌年から人々に運が向いてきました。それから「運気そば」として大晦日に食べられるようになったという説があります。

寿命そば

そばは長く伸びるので、縁起をかつぐ意味で「寿命そば」とよばれるようになりました。長寿を願って食べられるようになったという説です。

縁切りそば・年切りそば

そばは切れやすいため、災厄と縁を切るという意味「縁切りそば」、「年切りそば」とよばれるようになりました。そして、一年のくぎりをつける意味でも年越しに食べられるようになったという説があります。

金運そば

昔、金銀細工師が散らばった金粉などを寄せ集めるのに、練ったそば粉にくっつけたことから金銀を寄せ集める縁起のよい「金運そば」と考えられた説です。

それらが江戸時代に月末に食べられていた「晦日そば」と結びついて広まった と考えられています。江戸の商家では、商売繁盛を祈りながら、毎月のくぎりとして月末にそばを食べる風習があったのです。

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そばの特徴

五色の食べ物

古来、そばは「五色の食べ物」といわれてました

陰陽五行の思想で、緑は春、赤は夏、白は秋、黒は冬、黄色は中央を表します。それが五色です。そばは緑の葉、赤い茎、白い花、黒い実、黄色の根をもつのです。一株の中にこの五色を備えている植物は珍しいため、昔から縁起のよい食べ物と考えられていました。

栄養満点

「そばは七十五日」といわれるほど種まきから収穫までの期間が短く、やせた土地でもよく育ちます。昔は飢饉に備える貴重な作物だったのです。

日本独自の食べ方

そばは、世界各地で栽培され食べられています。しかし、私たちが普段食べている細長い形状の「そば」は日本独自の食べ方です。

おいしいそばの条件は「四たて」

昔から「挽きたて」「打ちたて」「ゆでたて」の「三たて」が美味しいそばの条件といわれてきました。

今は、それに鮮度が加わり「採れたて」の「四たて」が大切と考えられています。

そばの食べ方と食べる時間は?

一般的には、大晦日ならいつでもよいとされています。夜に食べる人が多いですね。しかし、年越しそばを、元旦に食べる地方もあるそうです。食べ方は、温かくても冷たくてもよく、また具はなんでも大丈夫です。

アレルギーに注意

そばは縁起がよく栄養価の高い食品ですが、食べてすぐ体調が急変する、きついアレルギー反応を引き起こすことがあります。

いわゆるアナフラキシーショックと呼ばれるものです。
急な血圧低下、心拍数低下、呼吸困難などが起こると、一刻を争います。他の食品やスズメバチに刺されたとき(2度目)などにも起こり得るアレルギー反応です。

アレルゲンは、そばに含まれるたんぱく質なのですが、怖いのはこれまで食べても大丈夫だった人が、突然アレルギー反応を起こすことがある場合です。
大丈夫とは思いますが、一応頭の片隅に置いておくとよいでしょう。

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